748㎞で対策必要 下水道を守る「最新インフラ技術」【GOOD!いちおし】
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748㎞で対策必要
下水道を守る「最新インフラ技術」
【GOOD!いちおし】

 

グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。

今日の「Good!いちおし」
748㎞で対策必要
下水道を守る「最新インフラ技術」

 

下水道管の老朽化が深刻化
道路陥没事故を防ぐ最新技術

私たちの暮らしを支える大切なインフラのひとつが下水道です。
普段はマンホールの下にあるため意識することは少ないものの、老朽化が進むと道路陥没や汚水のあふれなど、大きなトラブルにつながる恐れがあります。

2025年、埼玉県八潮市で起きた大規模な道路陥没事故は、多くの人に下水道管の老朽化問題を印象づけました。
現在、全国では道路陥没事故が年間およそ3000件も起きているといいます。
そして梅雨の時期 大雨をきっかけに水があふれたり、下水道管の破損が原因で地面が崩れたりするケースもあり、決して他人事ではありません。

下水道管は、私たちの生活に欠かせないライフラインです。
しかし、地下に埋まっているため状態が見えにくく、いつどこで事故が起きるかわからないという難しさがあります。
そこで今、日本のインフラの未来を守るために、最新技術を使った点検や補修が注目されています。

 

 

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下水道を守る 劣化を可視化「極小ドローン」

番組で最初に紹介されたのは、千葉市にあるインフラ点検に特化したドローンの開発・運営を行う会社「Liberaware(リベラウェア)」です。
ここでは、下水道など人が入りにくい場所を調査するための小型ドローンが開発されています。

これまで下水道の点検は、作業員が中に入り、目視で確認したり、ハンマーで壁をたたいてコンクリートの強度を調べたりする方法が一般的でしたが、下水道施設は地下にあるため、硫化水素などの有害ガスが発生していることもあります。
実際に、メンテナンス作業中に死亡事故が起きる危険もあるといいます。

そこで活躍するのが、縦横わずか20cmほどの小型ドローンで、地上から遠隔操作することで、作業員が危険な場所に入らずに内部を撮影できます。
実際に、八潮市で起きた道路陥没事故の調査にも使われたそうです。

 

さらに、撮影した映像から3次元データを生成することもでき、下水道内部の構造を立体的に確認できるため、見たい角度を自由に選びながら点検できるのが大きな特徴です。
この技術により、1日あたりの作業効率はおよそ2倍に向上するといいます。

 

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ぶつかっても調査できるドローンの工夫

下水道の中は暗く、狭く、障害物も多いため、ドローンを安定して飛ばすのは簡単ではありません。
壁や配管にぶつかることもあります。

そのため、下水道点検用のドローンには、特殊なセンサーが搭載されています。
ぶつかることを前提にした独自の機能もあり、仮に転倒してしまっても調査を続けられるように工夫されています。

こうした技術により、人が入るには危険な場所でも安全に点検できるようになり、老朽化したインフラを効率よく調べるうえで、ドローンは大きな役割を果たし始めています。

 

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下水道を守る 重機いらず「塗るだけ補強」

では、劣化した下水道管はどのように修理するのでしょうか。

これまでは、道路を掘り起こして古い下水道管を交換する方法が一般的でした。
しかし、この方法には大きな費用と時間がかかります。全国の下水道の維持管理や更新費用は、年間およそ1兆円と推計されているそうです。

 

そこで注目されているのが、茨城県のメーカー「株式会社染めQテクノロジィ」が開発した「塗るだけで補強できる特殊なコーティング素材」です。

耐用年数50年を超えた下水道管では、コンクリートが剥がれ、中の鉄筋がむき出しになっているものもあります。
こうした耐用年数を超えた下水道管は、全国の下水道管の約7%に及ぶといいます。

新素材は、硬化剤など2種類の液体を混ぜることで強い補強力を発揮します。
番組では、何も塗っていないブロックと、特殊なコーティング剤を塗ったブロックを叩き比べる実験が紹介されました。
何も塗っていないブロックは穴が空いてしまいましたが、コーティングしたブロックは何度叩いてもびくともしませんでした。

 

強度は約20倍!
新品以上に強くする補修技術

この特殊素材を使うと、元の強度のおよそ20倍にまで強くなるといいます。
小さなひびの奥深くまで素材が入り込み、ボロボロになったコンクリートと一体化することで、高い強度を生み出します。
浸み込む力と密着力で、驚異のパワーを生み出しているのです。

さらに、この素材は湿気や油にも強く、下水道管に直接噴射することが可能のため、重機で道路を掘り起こす必要がなく工事にかかる時間やコストを大幅に減らすことが期待されています。

道路を長期間通行止めにする必要も少なくなり、住民生活への影響を抑えながら補修できる点も大きなメリットです。

 

今あるインフラを長く使う時代へ

下水道管の老朽化は、全国で進む大きな課題です。
道路陥没や水のあふれといった事故を防ぐためには、早めの点検と補修が欠かせません。

今回紹介されたドローンによる点検技術や、塗るだけで強度を高める補修素材は、これからのインフラ維持に大きな可能性を感じさせるものでした。

新しく作り替えるだけでなく、今あるものを大切に使い、寿命を延ばしていくことも重要です。
私たちの生活を支える下水道を守るために、こうした最新技術と職人の知恵が、これからますます必要になっていきそうです。

 

 

 

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