
【注目】味と人情たっぷり 繁盛店の店主は90歳超え
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
人気の飲食店の店主に現役デザイナーまで平均年齢はなんと90歳超え。
衰えない情熱と健康の秘密に迫りました
90歳を超えても現役。人生を輝かせる“元気な店主たち”
年齢を重ねても、変わらぬ情熱で仕事を続ける人たちがいます。今回紹介されたのは、平均年齢90歳を超える現役の店主やデザイナーたち。飲食店を切り盛りする人、洋服をデザインし続ける人、それぞれの人生には、長く愛される理由と元気の秘訣がありました。
東京・墨田区にある食堂「下総屋」は、創業96年を迎える老舗食堂です。
餃子は300円、ラーメンは600円と、どのメニューも1000円以下という驚きの価格で、今も多くの人に親しまれています。
この店を切り盛りしているのが、三代目店主の折本光子さん、85歳です。
中学生のころから両親の店を手伝い始め、料理に関わってきた年月は70年以上。
今もフライパンを振り、立ち仕事をこなしながら、元気に店に立っています。
看板メニューのひとつが、昔懐かしい黄色いカレーライス。
昭和の食堂を思い出させるやさしい味わいで、甘みのあとにスパイスの香りが広がる一品です。
最近の若い世代には、こうした昔ながらのカレーが新鮮に映ることもあるそうです。
お客さんに育てられた老舗食堂の味
光子さんは23歳で夫の幸雄さんと結婚し、夫婦二人三脚で店を守ってきました。
料理のレシピを書き留めたノートには、長い年月の積み重ねが残されています。
中には、常連客の声から生まれた人気メニューもあります。
その代表が「焼肉ラーメン」です。
ラーメンの上にのっているのは、生姜焼きの肉料理。タレが麺によく絡み、やさしい醤油ラーメンの味を邪魔しない絶妙な組み合わせです。
お客さんの要望を受け止めながら工夫を重ねてきたことが、今の店の味につながっています。
しかし4年前、長年一緒に店を支えてきた夫を亡くしました。
現在は娘の幸子さんとともに店を続けています。
光子さんは「今日一生懸命できたから、明日も同じようにできればいい」と話します。
その一日一日の積み重ねこそが、老舗の暖簾を守る力になっているのでしょう。
94歳の現役デザイナーが生み出す元町ファッション
続いて紹介されたのは、横浜・元町にある婦人服専門店「元町オザワ」。
昭和33年創業の洋装店で、現役デザイナーとして今も服作りを続けているのが、小澤美登利さん、94歳です。
美登利さんは、背筋が伸びた凛とした姿が印象的な女性です。
150cmほどの身長を気にして、若いころから姿勢を意識してきたそうです。
その姿からも、長年ファッションに向き合ってきた美意識が感じられます。
店に並ぶ洋服は、オザワオリジナルのデザイン。
94歳の美登利さんが描いたスケッチをもとに、上品で洗練されたワンピースやコートが作られています。
デザインの発想は、街を歩く人や、素敵に服を着こなしている人を見たときに生まれることもあるそうです。
日々の暮らしの中で感じたことをヒントにしながら、何十年も積み上げてきた経験が、今の洋服作りにつながっています。
元町ファッション界でも、美登利さんの存在は大きく、バッグの名店「キタムラ」の社長からも敬愛されています。
長く元町を見てきた美登利さんだからこそ、お客さんが求めるものを自然に感じ取ることができるのでしょう。
自分がデザインした服を誰かが喜んで着てくれることを、美登利さんは「とても幸せなこと」と話していました。
91歳の看板おばあちゃんが作る手作りハンバーグ
東京・目黒区の住宅街には、地元の人に愛される喫茶店「アレッタ」があります。
そこで元気いっぱいに働いているのが、栗原薫さん、91歳です。
お客さんからは「みんなのおばあちゃんみたい」と親しまれ、年齢を感じさせない明るさで店を切り盛りしています。
薫さんの店は定休日なし。
毎日朝9時から夜7時まで営業し、調理、接客、会計までこなします。
休む暇もないほど忙しく動き回る姿に、お客さんも驚くほどです。
自慢のメニューは手作りハンバーグ。
材料の分量はほとんど目分量ですが、長年の経験でおいしく仕上げます。
肉はやわらかく、ホロホロとした食感で、甘みと肉の旨味がしっかり感じられる一品です。
細かい計量に頼らなくても、体に染み込んだ感覚で味を決められるのは、長く料理を作り続けてきた薫さんならではです。
薫さんが店を始めたのは、子育てが一段落した43歳のときでした。
思い立ったらすぐに行動する性格で、夫に相談する前に自宅の倉庫を店舗へ改築してしまったそうです。
オープン後、店は連日大繁盛。
人を惹きつける明るさと行動力が、店の人気を支えてきました。
元気の秘訣は「好きなことを続ける力」
薫さんの人生には、大きな試練もありました。
89歳の時、乳がんを患い手術を受けたこともあります。
しかし入院して手術を受けた翌日には歩き、2日後か3日後には「明日から店をやります」と話したというから驚きです。
家族も思わず耳を疑うほどの回復力と気力でした。
店は今年で48年目。
昨年はお客さんたちが90歳の誕生日を祝ってくれました。
薫さんにとって店は、ただ働く場所ではなく、人とつながり、励まし合える大切な場所なのかもしれません。
そんな薫さんの元気の秘訣のひとつが、朝のストレッチ体操です。
朝6時に起床したあと、ベッドの上で腕を上下左右に動かしたり、足を高く上げたりする体操を1時間ほど行っているそうです。
91歳とは思えない柔軟さと体力は、毎日の積み重ねから生まれているのでしょう。
今回登場した3人に共通していること
今回登場した3人に共通しているのは、年齢を言い訳にせず、自分の好きな仕事を続けていることです。
食堂の味を守る光子さん、元町の洋服を作り続ける美登利さん、喫茶店でお客さんを迎える薫さん。
それぞれの姿からは、好きなことに向き合い、人とのつながりを大切にすることが、人生を元気にする大きな力になると感じられます。
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