
「金蘭の契り」意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
2024年7月27日、新潟にある佐渡島の金山が世界遺産に登録されました。
古くから金の採掘が行われていたのですが、その歴史は古く平安時代の「今昔物語集」に"砂金が取れる島"と書かれています。
そして最盛期は江戸時代で、佐渡は幕府の直轄地となり、徳川幕府を財政面で支えました。
当時、世界の生産量の約1割を占めるほど採れたと言われています。
佐渡にある相川金銀山は、まるで切り込みが入っているように見えます。
この切込みは、実は人の力で掘ったのです。
世界の金の採掘は当時 機械化が進んでいましたが、江戸時代は鎖国政策をとっていました。
そのため、佐渡では手工業で金の採掘から精錬までを行い、高品質な金を大量生産していたのです。
これは世界遺産に選ばれたポイントの一つだといいます。
今日はその金にちなんで「金蘭の契り」という言葉の意味は何かという問題です。
「金蘭の契り」意味は?
青 -結婚の約束
赤 -親密な友情
緑 -タブーな寿司
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ことば検定 答え
赤 -親密な友情
<今日の緑のボケ> 「きんらんのちぎり」ではなく「禁断の握り」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「金蘭の契り」という言葉は、中国の古典「易経」が由来です。
「子曰く、君主の道は 或いは出で 或いは処り、或いは黙し 或いは語る。」
この「子」とは孔子のことで儒教の祖です。
そして「君子」は徳を備えた立派な人という意味です。
「君子の道」は、官に仕える人 、仕えない人、黙っている人、大いに意見を述べる人、いろいろいるという意味でこう続きます。
「二人、心を同じくすれば、其の利、金を断つ。心を同じくするの言は、其の臭り蘭の如し」
ここに「金」と「蘭」が出てきます。
2人の君子が心を合わせて事にあたるときには、その鋭きこと金を断ち切ることである。
そして心を同じくする2人の言葉は、その臭りは蘭のようだと言うのです。
この臭りはいい匂いで、芳しい美しいという意味です。
「金蘭の契り」とは、親密な友情という意味です。
ちなみに、「金蘭」だけでも友情という意味があって、「金蘭簿」といえば親友の名簿を指します。
前回の問題

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