
「果報は寝て待て」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
あす3月20日は二十四節気の「春分」です。
「春眠暁を覚えず」という慣用句があります。
春の夜は寝心地が良いので、夜明けになってもなかなか目が覚めないという意味です。
「春眠暁を覚えず」は、孟浩然の「春暁」という詩が由来です。
季節の移り変わりを眠気で感じて詩するのですから、寝坊して遅刻することを恐れないようなゆったりした生活だったのでしょう。
ちなみに、孟浩然は科挙に何度も落ちたそうです。
役人の登用試験で非常に難しかったと言われています。
この詩には、役人になれなかった屈折した思いが込められているのではという解釈もあります。
そして睡眠と言えば、「果報は寝て待て」という言葉があります。
今日はこの「果報は寝て待て」の由来に関係するのはどれかという問題です。
「果報は寝て待て」の由来は?
青 -七福神
赤 -仏教
緑 -一族の宝に謎のヒビ
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ことば検定 答え
赤 -仏教
<今日の緑のボケ> 「かほうはねてまて」ではなく「家宝 割れて はて?」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「果報は寝て待て」の「待て」とは、良い知らせを気長に待つことを言います。
焦らず待てばいつか良い知らせがやってくるという意味で使います。
この「果報」の"果"と"報"が入った言葉に「因果応報」という表現もあります。
過去の行いが現在の結果に返ってくることです。
この場合、結果は良いことだけでなく、悪い場合もあります。
悪い行いをすればそれが結果に返ってくるから、良い行いに努めるべきだと戒めの文脈でも使われます。
この「因果応報」というのは仏教用語です。
そしてこれと同じように、「果報」も元々は良いことだけではなく、悪いことも指す仏教用語でした。
前世の行いの結果として、現世で受ける報いを指したのです。
前回の問題

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