
「苦肉の策」どんな方法に由来?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう2月19日は、昭和47年にあさま山荘事件が起きた日です。
連合赤軍のメンバーが、軽井沢のあさま山荘に侵入し、管理人の妻を人質に立てこもった事件です。
警察署との攻防が何日も続いて、その様子はテレビで終始生中継されていました。
事件は、警察から逃げていた犯人が「苦肉の策」として山荘に逃げ込んだことで始まりました。
建物に鉄球をぶつけ、警察が突入したのは昭和の大事件の1つです。
今日は今出てた「苦肉の策」とは、どんな方法に由来するかという問題です。
「苦肉の策」どんな方法に由来?
青 -城を破壊
赤 -自分の身を苦しめる
緑 -役所に五七五の囲い
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -自分の身を苦しめる
<今日の緑のボケ> 「くにくのさく」ではなく「区に句の柵」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「苦肉の策」というと、考え抜いて出した末の案、ちょっと苦し紛れのというニュアンスがあります。
ただ、これは本来の意味ではありません。
「苦肉の策」は、三国志を題材にした小説の「赤壁の戦い」で使われた「苦肉の計」という作戦に由来します。
20万の大軍を率いる曹操と、孫権・劉備の5万の連合軍が戦いました。
数の上で負けている連合軍ですが、ある時ひとりの将軍が味方の黄蓋に棒打ちの罰を与えるというす事件が起きました。
すると、黄蓋は敵に寝返りを申し入れました。
黄蓋を受け入れようと敵の船が近づくと、黄蓋はなんとその船に火を放ったのです。
実は、黄蓋への棒打ちは敵陣に侵入するための作戦だったのです。
このように、自分の身を苦しめた相手を油断させ敵を欺く戦術を「苦肉の計」といい、これが日本では「苦肉の策」になったというのです。
しかし、次第に「苦」という文字に引っ張られて"苦し紛れの策"という意味に転じました。
今では、こちらの使い方が一般的です。
前回の問題

ここを素早く見つけるコツで~す
①「見聞録 KENBUNROKU」をブックマークしていただくことを推奨します。
② Googleなどの検索エンジンで「クイズの文章」で検索する方法3選
*クイズ文の前に見聞録と入れると見つかりやすくなることが多いです。
*クイズ文に?ありで検索して見つからなくても、?をとると見つかることがあります。
*クイズ文に?なしで検索して見つからなくても、?を付けると見つかることもあります。
(注) 当ブログを転載している海外スパムサイトにご注意ください
今月のプレゼントと応募方法