「聖書」に由来する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。
ことば検定 問題
きょう12月24日「クリスマスイブ(Christmas Eve)」です。
そもそも「イブ」とは、どんな意味でしょうか?
"前の日"という意味で使っていますが、ここでの「イブ」は英語の「evening」の古語「even」が短くなった単語です。
「evening」の意味は"夕方(日没以降)"ですから、「クリスマスイブ」はクリスマスの夜という意味で25日になるはずなのに、24日なのは、なぜでしょう?
実は、これにはキリスト教で使われていた暦に理由があるとされています。
それは、日没から新しい日が始まるとされていたのです。
そうすると、今の暦でいう24日の日没からは、日付が変わってクリスマスの夜、つまり「クリスマスイブ」が始まるとされてきたのです。
そもそもクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日ではあるのですが、誕生日ではないのです。
実は、キリストがいつ生まれたかについては聖書にも書かれていなくて、はっきり分かっていません。
というわけで、今日は次のうち「聖書」に由来する言葉はどれかという問題です。
「聖書」に由来する言葉は?
青 -狭き門
赤 -凱旋門
緑 -身長同じ
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ことば検定 答え
青 -狭き門
<今日の緑のボケ>
「せいしょ」ではなく「せ(背)いっしょ(一緒)」
ことば検定 解説
きょうの解説
競馬のレース名になっているのは「凱旋門」です。
凱旋門賞は、フランスのパリで毎年10月に行われます。
日本馬が何回もチャレンジしていますが、まだ一度も勝てていません。
このレースは1920年に始まったのですが、第一次世界大戦でのフランスの勝利を祝ってできました。
そして、その名前になったパリの凱旋門も、戦いの勝利を祝ってできたものです。
というわけで、凱旋門には聖書は関係していません。
一方、「狭き門」は今の日本社会で使われているこの言葉のニュアンスと、聖書の元々の使われ方と同じかどうか確認してみます。
ー新約聖書 マタイ福音書 7章13節より
狭き門より入れ。(略)
いのちに至る門は狭く、
その道は細く、
これを見出すものもの少なし
ここで出てきた「狭き門」は天国に通じるものです。
天国に至る道の険しさを例えた言葉で、本来は神の救いを得るためには、それ相応の努力しなければならないことを指しています。
前回の問題
ここを素早く見つけるコツで~す
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