志賀直哉「暗夜行路」正しいのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう10月21日は、昭和46(1971)年に作家の志賀直哉が亡くなった日です。
明治16年生まれの志賀直哉は、芥川龍之介と交流がありました。
芥川は志賀のことをこのように評価しています。
ー志賀さんの文章みたいなのは、書きたくても書けない(略)
どうしたらああいう文章が書けるんでしょうねと先生(夏目漱石)に言ったら、俺もああいうのは書けないと言われた。
志賀の文章は、簡素ながら写実的だとされ、漱石、芥川といった文豪にも高く評価されました。
今日は、そんな志賀直哉について正しいものはどれかという問題です。
志賀直哉「暗夜行路」正しいのは?
青 -完成まで長期間
赤 -母に捧げた
緑 -あんこ店の口喧嘩
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ことば検定 答え
青 -完成まで長期間
ことば検定 解説
きょうの解説
志賀直哉が30歳のころ、尊敬する夏目漱石があるチャンスをくれたことがありました。
そのころの漱石は、新聞に「こゝろ」という連載小説を書いていました。
そのチャンスとは、次の連載を担当しないかと打診したのです。
喜んで引き受けた志賀ですが、その後 頭を抱えることになりました。
新聞の連載小説は、ちょっと独特な書き方があるらしいのです。
つまり、一話ごとに「事件」「展開」や「山が」読者に望まれたのです。
だも、それを織り込んでいくのは大変です。
志賀は半年ほど粘ったものの、納得のいくものが書けず、結局断念したいと漱石に謝りに行きました。
志賀は申し訳なさから小説を書けなくなってしまったのです。
そんなスランプから脱出したのは、漱石が亡くなった後でした。
漱石と約束しながら、書き終えることができなかった当時の作品をベースにして、構想から20年以上かかって完成させたのが「暗夜行路」だったのです。
前回の問題
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