英語の「ナイス」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
褒めるのが上手な作家といえば、夏目漱石の名をあげる人も多いです。
伊藤左千夫の「野菊の墓」という作品は、漱石はとても褒めたことで有名です。
また、漱石が和菓子の「ようかん」のことを書いたもので、「あの肌合いが滑らかに、緻密に、しかも半透明に光線を受ける具合は、どう見ても一個の美術品だ。つやつやして、思わず手を出して撫でて見たくなる」とあります。
そういういいものをたたえるときに、英語で「ナイス(nice)」と言います。
今日は、その「ナイス」の語源は何かという問題です。
英語の「ナイス」の語源は?
青 -無知
赤 -取り乱す
緑 -家具に語りかける
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -無知
ことば検定 解説
きょうの解説
選択肢は「ナイス(nice)」とは程遠いものばかりですが、実は英語でも日本語でも時代によって意味が逆になることはしばしば見られる現象です。
例えば、日本語で「素晴らしい」という言葉は、かつて"ひどい・みすぼらしい"という意味がありました。
そして「ナイス(nice)」も、最初は悪い意味だったのです。
由来はラテン語の単語「nescire」で、最初の部分「ne」を否定を意味する「not」の意味で、後半「scire」は"知っている"という意味です。
今日の答え「無知」という意味が、どうやって今使ってるいい意味に変わったのかというと、無知で物を知らないと、恥ずかしいから内にこもると、そのようにまず意味が変化したようです。
さらに、その内にこもる様子から、気難しいという意味が生まれ、さらには細かいことにこだわると変化していきました。
次に、細かいことにこだわることを良い方向にとらえて、手の込んだ心遣いといった意味が生まれました。
そこから"すてきな"という、私たちが知る「ナイス」の意味になったと、そういう変化を遂げたと言われています。
前回の問題
ここを素早く見つけるコツで~す
①「見聞録 KENBUNROKU」をブックマーク
② Googleなどの検索エンジンで「クイズの文章」で検索する
*クイズ文の前後に見聞録と入れると見つかりやすくなるかもしれません
(注) 当ブログを転載している海外スパムサイトにご注意ください
今月のプレゼントと応募方法