「ツアーの語源」は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日5月16日は、江戸時代に松尾芭蕉が旅を始めた日にちなんで「旅の日」です。
その旅で書いたのが「おくのほそ道」です。
芭蕉は、江戸から日光~松島~平泉と周り、さらに奥羽山脈を越え最上川を下り、日本海側をずっと通って岐阜の大垣まで歩きました。
この旅の目的は歌枕を巡るもので、つまり和歌で多く詠まれた場所を巡ったのです。
ですから、歴史に出てくる場所や有名な場所を巡っていて、そのまま今でもツアーのプランにできるような行程だったと言われています。
パッケージ旅行は、明治時代にはあったと言われています。
列車の団体割引を利用して、高野山や伊勢神宮に参拝する旅行企画したのです。
100人ほどの募集に、なんと900人も集まってしまって大盛況だったと言われています。
というわけで、今日は「ツアーの語源」は何かという問題です。
「ツアーの語源」は?
青 -旗
赤 -ろくろ
緑 -二日酔いの朝
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ことば検定 答え
赤 -ろくろ
ことば検定 解説
きょうの解説
日本語でツアー会社というと旅行会社を指しますが、ゴルフやテニスの話題でツアーと言えば、プロ選手が参加する世界を回って行う試合を言います。
歌手もツアーを行うと言い方をしますが、これは巡業するという意味で使われています。
どちらも共通するのは、あちこちを回って何かをするということです。
そして、英語の「ツアー(tour)」と語源が同じ言葉に「ターン(turn)」という単語があります。
この二つの単語は、"円形に回す"というイメージが共通しています。
「ツアー」と「ターン」の語源は、ギリシャ語でろくろや円を描く道具を意味する「トルノス(tornos)」です。
円はある場所から出発して、元の位置に戻ります。
それが各地をぐるっと回るイメージにつながり、芭蕉のようにあちこち回る旅を「ツアー」というようになりました。
前回の問題
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