「したためる」辞書にのっている意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は、過去放送された「ことば検定スマート」の傑作選です。
*2022年11月2日放送されたものです
きょうは11月2日、読書週間(10月27日~11月9日)ですから、作家の三島由紀夫についての話です。
三島由紀夫は、手紙を書くことに非常にマメでした。
実際の三島の手紙で、作家デビューのきっかけを作った恩師・清水文雄先生に宛てたものを見ると、すごく丁寧にバランスよくきれいな字で書かれています。
こういった手紙などを書くことを、別の言葉で「したためる」といいます。
その「したためる」の意味で、辞書に載っているものはどれかという問題です。
「したためる」辞書にのっている意味は?
青 -貯めておく
赤 -食べる
緑 -まずはタン
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -食べる
ことば検定 解説
きょうの解説
今日は、過去放送された「ことば検定スマート」の傑作選です。 *2022年11月2日放送されたものです |
「したためる」ですが、漢字では「認(したた)める」と書きます。
「したためる」という言葉自体は、平安時代からあります。
意味は、"整理する" "処理する" "管理する" "準備する"と様々な意味で使われていました。
物事を処理したり、管理するためには、文章に "書き記す" 必要があることから、 "書き記す" という意味が生まれたようです。
夏目漱石「明暗」から
彼は停留所の前にある茶店で、(中略) |
この「認めた」は、「茶店で昼食を食べた」という意味です。
元々の "準備する" という意味が、"食事を準備する" と限定した使い方になって、さらに"食べる"という意味も生まれたのです。
前回の問題
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