「カーニバル」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう9月7日は「ブラジルの独立記念日」です。
ブラジルは、ポルトガルから独立しました。
大航海時代の1500年に、ポルトガル人のカブラルがブラジルに上陸して、のちに植民地としました。
胡椒などの香辛料や金を探すための航海でしたが、ブラジルには赤い染料を生む木の他にはこれといった資源は見当たらなかったのです。
ちなみに、この木の名前はブラジルの由来になりました。
国の名前であるブラジルというのは、パウ・ブラジルという木材で、パウは木材、ブラジルは赤いという意味です。
そんなブラジルで世界的に有名なイベントと言えば、「カーニバル」です。
今日は「カーニバル」の語源は何かという問題です。
「カーニバル」の語源は?
青 -酒を飲まない
赤 -肉を食べない
緑 -新郎新婦の車
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ことば検定 答え
赤 -肉を食べない
ことば検定 解説
きょうの解説
ブラジルに入植したポルトガル人は農園を経営し、砂糖をヨーロッパに輸出するようになりました。
最初は、先住民が労働力となり、もっと必要となるとアフリカから黒人を連れてきました。
こうして、ブラジルは多民族国家になっていったのです。
そんなブラジルで、ポルトガル人が積極的に広めたのがキリスト教です。
他民族国家のブラジルですが、80%以上がキリスト教徒です。
そして、「カーニバル」はキリスト教に由来があります。
キリスト教には、四旬節といって40日間節制を求められる期間があります。
「カーニバル」はそんな節制を求められる時期の前に、飲んで食べて、騒いで楽しもうというイベントです。
日本語でそのイベントは謝肉祭といいます。
「カーニバル」の語源は、ラテン語で肉を取り去ることなのです。
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