「パティシエ」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう6月8日は、19世紀フランスで「シェフの王」と呼ばれたアントナン・カレームが生まれた日とされています。
なぜ、されているんでしょうか?
パリのスラム街で生まれたアントナンは、10歳の時、父親に捨てられてしまいました。
レストランに拾われ、どうにか生き抜き、その後一流パティシエ店の見習いとなり。才能を開花させたのです。
アントナンが空き時間になると訪れていた場所が図書館です。
何のために図書館に通っていたかというと、古代の神殿などをデッサンするためだったそうです。
「料理は建築に似ている」
そう考えていて、これが後に「ピエスモンテ」と呼ばれる大型の装飾菓子を作るのに生かされたんだそうです。
今日は菓子職人を表す「パティシエ」の語源は何かという問題です。
「パティシエ」の語源は?
青 -肉詰め料理
赤 -ポテト
緑 -誕生会中止!
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ことば検定 答え
青 -肉詰め料理
ことば検定 解説
きょうの解説
「パティシエ」甘いものを作る人を指す言葉ではなかった
「パティシエ」は、フランス語で「菓子職人」のことですから甘いお菓子を作るわけですが、今日の選択肢はどちらも甘くはないです。
実は「パティシエ」という言葉の由来をたどると、甘いものを作る人を指す言葉ではなかったのです。
その理由は、砂糖が普及していなかったからです。
ヨーロッパに砂糖をもたらしたきっかけは、十字軍の遠征。
これは11世紀のことでした。
それからも砂糖は長いこと貴重で、お菓子に使えるようになるのは、ずっと後になってからだったのです。
「パティシエ」の由来は
「パティシエ」の由来は、13世紀の古いフランス語「パスティシエ」で、彼らはパテを作る人だったのです。
フランス料理の「パテ」は、パイ生地にペースト状にして肉などを詰めて焼いた料理です。
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