電話サービス開始時、流れた「噂」は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう3月7日は、1876年にアメリカの発明家 グラハム・ベルが電話の特許を取得した日です。
世紀の大発明ではあったのですが、どうやらベルの電話は音が小さくて、かなり聞き取りにくかったようです。
それを聞き取りやすいように改良したのは、誰もが知るあの発明王トーマス・エジソンです。
エジソンの電話は、ベルよりも長距離通話に優れていたようです。
その電話が日本に伝わったのは、ベルの発明からわずか1年後の1877(明治10)年です。
ただ、世の中に電話サービスが提供されるようになったのは、それからさらに10年以上後の1890(明治23)年でした。
その当時、電話があまりに革新的だったことから、巷ではある噂がまことしやかにささやかれました。
そこで今日は、その噂とは何かという問題です。
電話サービス開始時、流れた「噂」は?
青 -病気も伝わる
赤 -悪い事言うと捕まる
緑 -驚いて隠れる
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ことば検定 答え
青 -病気も伝わる
ことば検定 解説
きょうの解説
明治23年に電話サービス始まる
明治23年に電話サービスが始まった当初は、東京ー横浜間という非常に短い区間でした。
一体どのくらいの人が加入したと思いますか?
当時は高価だったこともあって、そんなに加入できませんでした。
わずか197世帯で、役所などの他に個人では大隈重信や渋澤栄一も加入しましたが、当初の想定よりは伸び悩みました。
電話サービス開始時に流れた噂
これには、ある噂の影響も少なからずあったようです。
当時、世の中ではコレラが流行していました。
感染力が強くて、多くの死者を出した恐ろしい病気でした。
そんな中で登場した電話は、あまりにも鮮明に遠くの人に声を伝えるので、声以外も届けるに違いないと考えたようです。
電話が鳴ると、人がキャッと逃げ出したという話も残っています。
他には、電話線に荷物をぶら下げれば、先方に届くと思っていた人もいたようです。
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