【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2022年5月2日~8日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、三省堂書店池袋本店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「マスカレード・ゲーム」 東野圭吾 |
集英社 |
東野圭吾さん最新作。
捜査一課の刑事・新田浩介が、ホテル・コルテシア東京でまき起こる事件に挑むミステリー。
今作は、3つの殺人事件の発生から幕を開ける。
同じ手口で殺された被害者たちには、ほかにも共通点があった。
それは人を死なせたという過去があること。
警察が目を付けたのは、被害者が過去に起こした事件の遺族たち。
しかし、彼らには完璧なアリバイがあった。
そんな中、遺族たちが同じ日にホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
彼らが集う目的とは?
刑事・新田浩介はホテルへの潜入捜査を開始する。
第2位 | 「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬 |
早川書房 |
今年の本屋大賞受賞作で、47万部突破。
第3位 | 「マイクロスパイ・アンサンブル」 伊坂幸太郎 |
幻冬舎 |
長年付き合っていた彼女に振られた社会人一年生の松嶋。
家族や友人からいじめられ、居場所を失い、なぜかスパイになってしまった僕。
当たった宝くじをそのまま寄付してしまう人のいい門倉課長など、一見かかわりのない登場人物たちの人生が交わるとき、思いもよらぬ奇跡が起きる。
見えていることだけが、世界のすべてじゃないと思わせてくれる優しさと驚きに満ちたエンターテインメント小説です。
第4位 | 「夜は猫といっしょ」 キュルZ |
KADOKAWA |
大人気の猫マンガ。
ある日突然、猫のギュルガと暮らすことになったフータ君。
初めての猫との暮らしは驚きの連続。
ネコの不思議な生態を綴ったコミックエッセイです。
たとえば、たまたま葉書をカーペットの下へ押し込んでいるのを発見。
するとそこから、無くしたと思ったものが芋づる式に出てきたことや、段ボールをまとめる紐に興味津々だったのに、良かれと思って買ってきた紐にはそんなに反応しないなど、猫との暮らしがリアルに描かれています。
第5位 | 「赤と青のエスキース」 青山美智子 |
PHP研究所 |
1枚の絵画を巡る愛の物語。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「メンタル強め美女 白川さん3」 | 獅子 | KADOKAWA |
第7位 | 「香君 上 西から来た少女」 | 上橋菜穂子 | 文藝春秋 |
第8位 | 「それでも日々はつづくから」 | 燃え殻 | 新潮社 |
第9位 | 「ウチらメンタル衛生きちんと守ってかないと普通に土還りそう」 | kemio | KADOKAWA |
第10位 | 「にゃんこ四字熟語辞典」 | 西川清史 | 飛鳥新社 |
今週の注目の一冊
「にゃんこ四字熟語辞典」西川清史
とても興味をひかれることを意味する四字熟語「興味津々」。
これに猫の写真を合わせたら、なんともユーモラスな一枚に。
他にも「油断大敵」や「相思相愛」など、数々の四字熟語とかわいい猫の写真を組み合わせた写真集です。
「それでも日々はつづくから」燃え殻
満員電車の中、目線の先で「いま、広島だよ」とLINEの文面に打ち込み、中目黒の駅で降りて行った男性の話や、映画館でじっと見つめてくる女性、自分に気があるのではと思った燃え殻さんでしたが、実はその人のお茶を間違えて飲んでいただけだった話など、日々遭遇したままならない日常を独自の目線で切り取ったエッセイです。
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