「元服」の「元」は、何を表している?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは1月10日、成人の日です。
現在のような成人式は、終戦の翌年の昭和21年、埼玉県の蕨市で始まったもののようです。
非常に評判が良くて、それで全国に広がったということです。
非常に評判が良くて、それで全国に広がったということです。
しかし、もちろん成人を祝うことは昔から行われてきました。
かつては、成人を祝う儀式のことを「元服」といいました、この「元服」の「元」は何を表しているでしょうか?
かつては、成人を祝う儀式のことを「元服」といいました、この「元服」の「元」は何を表しているでしょうか?
きょうの問題
「元服」の「元」は、何を表している?
青 -頭
赤 -先祖
緑 -そんな食べられる?
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -頭
【本日の 緑 のボケは?】
「元服(げんぷく)」ではなく「全部食う?(ぜんぶくぅ)」というボケでした
きょうの解説
【「元服」の「元」は、何を表している?】
「元服」は中国から入ってきた風習
「元服」は中国から入ってきた風習で、奈良時代には既に行われ、数え年で12歳ぐらいから16歳ぐらいの男性が対象だったとされています。
そして江戸時代には、女子の成人の儀式も「元服」というようになりました。
元服
奈良時代には行われていた
数え年で12歳から16歳の男性が対象江戸時代では女子の成人の儀式も元服というようになった
数え年で12歳から16歳の男性が対象江戸時代では女子の成人の儀式も元服というようになった
「元服」の前と後で何が違ったか
女性の場合には、元服の前と後で何が違ったかというと、地域や身分によっても違いますが、成人すると「眉剃り」や「お歯黒」などをしたそうです。
髪上げの儀といって髪型も変えたようで、未婚の女性は「島田髷(しまだまげ)」を結うのが一般的だったようです。
そして奈良から続く男子の「元服」でも、やはり髪型を変えて、冠をつけたのです。
「元服」は、もともと冠を身につける儀式だったのです。
冠は頭につけますよね。
この「元」には、「かしら」や「こうべ」といった意味があるんです。
この「元」には、「かしら」や「こうべ」といった意味があるんです。
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