あけまして…、「明ける」の正しい意味は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは12月13日、明後日15日から年賀状の受付が始まります。
「あけましておめでとうございます」
これは年賀状に限らず、正月のお決まりの挨拶です。
これは年賀状に限らず、正月のお決まりの挨拶です。
この「あけまして」の「明ける」の正しい意味についての問題です。
きょうの問題
あけまして…、「明ける」の正しい意味は?
青 -始まる
赤 -終わる
緑 -青汁の原料といえば
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -終わる
【本日の 緑 のボケは?】
「明ける」ではなく「あ、ケール」というボケでした
きょうの解説
【あけまして…、「明ける」の正しい意味は?】
「明ける」というのは「終わる」こと
「明ける」という動詞ですが、よく使うのは「夜が明ける」の「夜明け」ではないでしょうか?
「夜が明ける」とは、「夜が終わる」ということです。
他には「梅雨が明ける」というのもあり、これは「梅雨が終わる」ということです。
「明ける」というのは「終わる」ことなんです。
「新年明けまして」は間違い
年賀状のあいさつで「新年明けまして」というと、それだと新年始まってすぐ終わったということになります。
この「明ける」には、"日や年があらたまる 終わる"という意味があります。
つまり、「あけましておめでとうございます」とは、"古い年が終わってあらたまったことに対して、おめでとうございます"という気持ちを込めて使う挨拶です。
ですから「新年あけましてあめでとうございます」というのは間違いです。
それでも最近は、一部の辞書にも「新年あけまして」と載るようになってしまいましたが、元々の意味を考えると、やはり「終わる」ですから、「新年あけまして」という言い方はしない方が無難だと思います。
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