中国科学院がつくった世界最大のモノは?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
今日は、2019年11月20日に出題された復習問題です。
ニュース検定 今日の問題
中国科学院がつくった世界最大のモノは?
【選択枝】
■ 電波望遠鏡
■ ロケット
■ 粒子加速器
■ 電波望遠鏡
■ ロケット
■ 粒子加速器
本日の解答
■ 電波望遠鏡
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池上彰さんの解説
今日のキーワード
力の源泉は"科学"【中国科学院】
中国科学技術の総本山「中国科学院」
中国は経済力で世界第2位、軍事力も急激に増強させています。
それを支えている科学技術の総本山が「中国科学院」です。
「中国科学院」の人員は、実に7万人もいます、
ちなみに、日本を代表する研究機関「理化学研究所」は3500人ほどです。
ちなみに、日本を代表する研究機関「理化学研究所」は3500人ほどです。
桁が違います。
年間の予算も1兆円以上と言われています。
予算1000億円ほどの「理化学研究所」の10倍です。
中国政府は2019年9月に「中国科学院」を公開しました。
主な任務は、自然科学系の研究開発や高等教育などです。
"再生医療の鍵"を握ると言われる幹細胞(iPS細胞など)に関する研究所も海外メディアに公開し、この分野での中国の存在感を強調しました。
主な任務は、自然科学系の研究開発や高等教育などです。
"再生医療の鍵"を握ると言われる幹細胞(iPS細胞など)に関する研究所も海外メディアに公開し、この分野での中国の存在感を強調しました。
世界最大の電波望遠鏡
「中国科学院」は、1949年の建国直後に設立されました。
その後、「科学技術こそが軍事や経済の根幹だ」として、近年は特に巨額の予算をつぎ込んでいます。
その象徴の一つが、世界最大の電波望遠鏡です。
アンテナの直径は500mもあります。
東京タワーの高さ333mを優に超える巨大さです。
これで、137億光年以上離れた宇宙からの信号も捉えることができると言われています。
電波望遠鏡
137億光年以上離れた宇宙からの信号も捉えられる
(1光年=約9兆4600億㎞)
(1光年=約9兆4600億㎞)
この電波望遠鏡は、「中国科学院」の傘下にある国家天文台によって作られました。
国家の威信をかけて金に糸目をつけない、それが中国の科学技術の戦略なのです。
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