WHOの功績として有名なのは何の撲滅?
朝の情報番組「グッド!モーニング」 -ニュース検定-
テレビ朝日系列で放送される朝の情報番組「グッド!モーニング」では、
「ことば検定プラス」「お天気検定」「ニュース検定」と3つの検定があって問題が出されます。
いずれも3者択一問題で、テレビのデーターボタン(dボタン)から簡単に参加できます。
正解、不正解でポイントを獲得することが出来て、貯めたポイント数に応じて、毎月のプレゼントに応募できます。
ここでは、池上彰さんが出題するニュース検定にスポットを当てて、検定の内容と結果について触れて行きます。
池上彰さんの「ニュース検定」
【問題】
WHOの功績として有名なのは何の撲滅?
■ 結核
■ 天然痘
■ エボラ出血熱
本日の解答は
■ 天然痘
池上彰さんの解説
【中国寄りのWHO】
WHOに強硬な姿勢のトランプ大統領
トランプ大統領の決定が、国際的な感染対策の司令塔を揺るがしています。
先月、世界保健機関WHOへの資金の拠出を当面停止するよう指示したのです。
-トランプ大統領の演説から-
WHOは情報共有や基本的な任務に失敗した |
WHOが中国の感染状況の実態を早期に把握し、初期段階で適切な対応を取っていれば感染拡大を抑えることが出来たというのです。実際、WHOは当初、「ヒトからヒトへの感染を示す証拠はない」という中国の調査結果を鵜呑みにしていました。
アメリカ政府が中国からの入国規制を実施した際には、「効果がない」と指摘したのです。
WHOの内部で何が起きていたのか?
アメリカは検証を行う間、WHOへの拠出金を全てストップします。
その金額は、WHO全体の予算の実に15%ほどを占めます。
今後の活動に大きな打撃を与えるのは間違いありません。
さらに、トランプ大統領は5月18日、WHOが中国寄りの姿勢を本質的に改めなければ、脱退も考えると圧力を強めました。
そもそもWHOは、世界中の感染情報を集めて、各国に知らせる国連の専門機関です。
世界を6つの地域に分けて、それぞれに地域事務局を置き、各国の衛生状態や健康状態について調べています。
人々に置く影響を及ぼすような感染情報を、いち早く集め、世界に伝えて注意喚起しているのです。
今こそ天然痘を撲滅した教訓を生かそう
WHOの功績としてよく知られているのは、天然痘の撲滅です。
まずWHOの職員が感染地域に入って、患者を見つけ出します。
そして、その患者に接触した可能性のある人全員にワクチンを接種したのです。
危険に身をさらしながらの徹底なローラー作戦でした。
この時は、東西冷戦中でしたが、天然痘撲滅については、アメリカとソ連とが協力したことも成功の背景にあります。
ところが今回の新型コロナウイルスは、アメリカと中国、そしてWHOがそれぞれのメンツを重視して、対立を続けています。
感染症に対して、世界が団結して戦わなければなりません。
天然痘の教訓を、今こそ思い出すべきです。
前回のニュース検定
Wi-Fi対応インクジェットプリンター
B賞(60ポイント獲得で応募可能)
カプセル式コーヒーメーカー
C賞(30ポイント獲得で応募可能)
出題時間は7時53分前後
池上彰さんが気になるニュースからクイズが出題されます。
出題した直後、CMをはさんでの解答締め切りになります。
時間にして2~3分ほど考える時間となります。
【傾向と対策】
3つの選択肢から解答ですが、林修先生のクイズのようなボケの選択肢はありません。
ことば検定、お天気検定と比べて、難易度は高い傾向にあります。