
「蜃気楼」の蜃の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう8月21日は、大正時代の1924年に日本の新聞に初めて天気図が掲載された日です。
そんな大正時代、湘南に珍しい気象現象が起こると、新聞に載って話題になったことがあったようです。
芥川龍之介が「蜃気楼」という作品を書いています。
ー鵠沼の海岸に蜃気楼の見えることは 誰でももう知っているであろう。
現に僕の家の女中などは逆まに舟の映ったのを見、「この間の新聞に出ていた写真とそっくりですよ。」などと感心していた。(原文のまま)
「蜃気楼」は、遠くの風景が逆さまに見えるだけでなく、浮き上がって見えたりするもので、大気中の温度や密度の差によって光が屈折して起こります。
そこで今日は「蜃気楼」の蜃の由来は何かという問題です。
「蜃気楼」の蜃の由来は?
青 -ヘビ
赤 -ハマグリ
緑 -キャベツ中心カット
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ことば検定 答え
赤 -ハマグリ
<今日の緑のボケ> 「しんきろう」ではなく「芯切ろう」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
日本におけるホラー小説の草分けと聞いて思い浮かぶのは江戸川乱歩ですが、乱歩も小説に「蜃気楼」を登場させています。
ー江戸川乱歩「押絵と旅する男」より(原文のまま)
私はその時、生まれて初めて蜃気楼というものを見た。
蛤の息の中に美しい龍宮城の浮んでいる、
あの古風な絵を想像していた私は、
本物の蜃気楼を見て、
膏汗のにじむ様な、
恐怖に近い驚きに撃たれた。
浮かんだり消えたりする「蜃気楼」に、魔力のような不気味さを感じたとする主人公を登場させ、後から出てくるミステリアスな話の導入にしています。
そんな「蜃気楼」について、中国の歴史書「史記」には「海のそばの蜃の気は楼台を象る」という意味で説明されています。
楼台とは高い建物で楼閣を指し、「蜃」はハマグリのことで、史記には「蜃気楼」について"大ハマグリの吐く気によって描かれた楼閣"と説明されていて、これがその名の由来だとされています。
前回の問題

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