
「一頭地を抜く」由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう4月15日は、1452年レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれた日です。
イタリアのトスカーナ地方にヴィンチ村というところがあり、レオナルド・ダ・ヴィンチはそこで生まれました。
つまり、「ヴィンチ村のレオナルド」という名前なのです。
有名なのは「モナリザ」や「最後の晩餐」です。
実は、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画はほとんどが未完成で、数もとても少ないと言われています。
その理由の一つに、彼の性格があるのではと言われています。
恐ろしいほどの完璧主義だったそうです。
あの「モナリザ」も亡くなるまで手元に置いて修正を繰り返していたみたいで、本人としては未完成だったのではという研究者もいます。
そして、芸術以外に科学者や発明家としても数々の功績を残し、まさに「一頭地を抜く」天才でした。
そこで今日は、この「一頭地を抜く」という言葉の由来は何かという問題です。
「一頭地を抜く」由来は?
青 -飛び級
赤 -若手に譲る
緑 -優勝後に献血
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ことば検定 答え
赤 -若手に譲る
<今日の緑のボケ> 「いっとうちをぬく」ではなく「一等血を抜く」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「一頭地を抜く」の「地」という字は、意味がありません。
漢文には「也」や「哉」など、文字を語尾に添え語調を整える助字というものがあります。
この「地」はその助字なのです。
そして「一頭地を抜く」は、「一等地を出だす」ともいいます。
「出一頭地」という漢文が由来です。
これは、古代中国の歴史書に登場します。
北宋時代に欧陽脩(おうようしゅう)という優れた軍人がいて、彼が50歳の時、ある若手を目にして「私のような年寄りは道を譲って、この人が一頭地を出だすようにすべきだ」と言ったとされます。
台頭する若手に道を譲るべきだという発言が元になっています。
ちなみに、この若手は、のちに宋代一の詩人と呼ばれるほどになりました。
やはり「一頭地を抜く」才能を持っていたというわけです。
前回の問題

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