
「ならずもの」元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう3月30日は、1282年にシチリアの晩鐘という事件が起きた日です。
シチリアにイタリアにある九州より小さく四国より大きいぐらいの島です。
当時シチリアは、フランスのアンジュー王家により過酷な支配下におかれていました。
そこへ夕方の教会の鐘の音を合図に島民が反乱を起こし、フランス人を虐殺したのがシチリアの晩鐘という事件です。
この時、島民が「Morte alla Francia Italia anela(フランスの死を これはイタリアの叫びだ)」という言葉を口にしたという話があって、この頭文字を読んでいくと「MAFIA」という言葉になり、これがマフィアの語源だという説があります。
マフィアは、19世紀にシチリアを根拠地として出来た反社会的秘密集団ですから、もっともらしい説ではあるのですが、英語の辞書には「マフィア」はイタリア語の方言で"大胆・勇敢"という言葉が語源だと書かれています。
ですから、歴史に基づいていますが、後付けで作られた話という気がします。
そんなマフィアは犯罪集団ですから、日本語で言えば「ならずもの」のことです。
そこで今日は「ならずねの」の元々の意味は何かという問題です。
「ならずもの」元々の意味は?
青 -生計がたたない
赤 -わがまま
緑 -大仏・鹿せんべい
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ことば検定 答え
青 -生計がたたない
<今日の緑のボケ> 「ならずもの」ではなく「奈良's 物」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
国際政治のニュースで「ならず者国家」という言葉が使われることがあります。
アメリカのクリントン元大統領がテロ支援国家を指して使いました。
英語の「rogue state」を訳したのが"ならず者国家"で、rogueとは"ごろつき・悪党・不良"、つまり手のつけようがないほどタチの悪いものを指します。
「ならずもの」の"ならず"は「成」に打消しの"ず"がついて「ならずもの」と書きます。
「成る」には、何かを行った結果 完成するという意味があります。
望みごとなら成功する、恋愛なら成就するという意味で「成る」を使います。
そしてまた「暮らしが立つ」というときも「成る」と言います。
元々「ならずもの」とは、"生計が立たない"、"暮らしが思うようにならない"もののことを指していて、そこから手に負えないものや、放浪して悪事を働く者を指すようにもなったのです。
前回の問題

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