「怒髪天を衝く」怒った理由は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう10月8日は、日付の語呂合わせで「頭髪記念日」です。
髪に関してですが、今年は美容院の倒産件数が過去最多ペースで推移しているといいます。
物価高の影響やスタッフの人件費をあげたことなどから、コストが膨れ上がっているのです。
また、お客さんも節約志向なのかパーマなどの高いメニューが避けられているようです。
その美容室で扱う「髪」が入った言葉に「怒髪天を衝く」という言葉があります。
髪の逆立った怒りの形相ですが、中国の故事が由来です。
では、それほどまでに何で怒ってしまったのかという問題です。
「怒髪天を衝く」怒った理由は?
青 -夫婦のいざこざ
赤 -交渉の裏切り
緑 -週末足つぼ
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ことば検定 答え
赤 -交渉の裏切り
ことば検定 解説
きょうの解説
中国の戦国時代に、「秦」という大国と少し小さな「趙」という国がありました。
ある時、趙の持つ「和氏の璧」という宝石と、秦の「15の都市」を交換しようと、秦が持ちかけてきました。
そこで白羽の矢が立ったのは、知恵と勇気を兼ね備えた藺相如(りんしょうじょ)です。
宝石を持って秦の都へ行き、秦の王に宝石を渡しましたが、裏切られたのです。
そこで藺相如は、ひと芝居うちました。
「宝石に傷があるので、その傷の場所を教えるからちょっと貸してほしい」と言って取り戻したのです。
そして、髪が逆立つほど怒り狂って、「約束を守らないなら、宝石を私の頭ものとも柱に打ち付け壊してしまうぞ」と迫ったのです。
これが「怒髪天を衝く」という言葉の由来です。
その藺相如の気迫に押されて、秦の王は宝石を諦めました。
前回の問題
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