「明治の元号」決め方は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょうは1月8日、平成が始まった日です。
当時の官房長官だった小渕恵三さんが「平成」と書かれた台紙を掲げるこのシーンは、いまでも覚えているかたが多いんのではないでしょうか?
これは文字を言葉で説明するのは難しいと、当時の小渕さんの秘書官が提案されたそうです。
ちなみに「平成」のほかに「修文」と「正化」が最終候補に残ったそうですが、この中で「平成」が選ばれた決め手は、最初のアルファベットでした。
明治(M)・大正(T)・昭和(S)と続き、ここで「修文」「正化」だと「昭和」と同じ「S」になるのは紛らわしいのではないかというのが有識者の会議で出て、最終的に「平成」に決まったといわれています。
というわけで、今日はかつての元号の中から「明治の元号」はどのようにして決められたのかという問題です。
「明治の元号」決め方は?
青 -多数決
赤 -くじ引き
緑 -祖父と姉の子の執筆
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ことば検定 答え
赤 -くじ引き
ことば検定 解説
きょうの解説
元号は遣唐使が伝えた文化で、飛鳥時代の645年に初めて使われました。
最初の元号は「大化」です。
それから元号は、天災など良くないことが起こったタイミングや、逆に良いことが起きたタイミングで変えていました。
天皇の在位期間と元号を一致させるようになったのは、明治時代からです。
明治天皇が発した「改元ノ詔」によって設定されました。
そして明治という元号の由来は、中国の経典『易経』にある「聖人南面して天下に聴き 明にむかいて治む」というもので、「明治」はすでに室町時代や江戸時代に10回も候補にあがっていた案なのです。
大政奉還がなされ、新しい元号を決めることになったのですが、その方法は後にも先にもこの時だけ使われた「くじ引き」による方法でした。
重要な物事を占いで決めていた、古代の風習に立ち返ったのではないかと言われています。
前回の問題
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