「どんでん返し」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは1月12日、イギリスの作家でミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティが亡くなった日です。
「そして誰もいなくなった」とか「オリエント急行殺人事件」など、本では読んでなくても、例えば映画などで見たということはあるかもしれません。
ミステリーの醍醐味は、あちこちに貼られた伏線が、結末に向けて一気に回収されるところだと思いますが、予想していた結末がガラッとひっくり返る「どんでん返し」もまたミステリーの魅力の1つです。
今日は、その「どんでん返し」の由来は何かという問題です。
「どんでん返し」の由来は?
青 -太鼓の音
赤 -つばめの飛び方
緑 -鈍い男子に告白
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ことば検定 答え
青 -太鼓の音
ことば検定 解説
きょうの解説
「どんでん返し」 の語源
「どんでん返し」 という言葉は、龕灯(がんどう)返しという歌舞伎などで使われる舞台装置が語源になっているそうです。
これは、舞台が後ろに90度倒れて、新しい舞台に一瞬に転換される装置のことです。
その龕灯(がんどう)返しの、龕灯(がんどう)とは江戸時代に使われた提灯です。
傾けてもロウソクが倒れないように、ロウソク立てがクルッと回る仕組みになっています。
舞台がくるりと回転するところと、この龕灯(がんどう)がくるっと回るところが同じなので、舞台装置を龕灯(がんどう)と呼ぶようになったと言われています。
そして、龕灯(がんどう)が「どんでん返し」とも呼ばれるようになったのです。
「どんでん返し」の「どんでん」とは
「どんでん返し」の「どんでん」とは、"どんでんどんでん"という歌舞伎で舞台が転換されるときの、大太鼓の音と言われています。
物語の大詰めの、まさに「どんでん返し」のところで使われる演出なのです。
そこから最終段階で、物事がひっくり返ることも「どんでん返し」と呼ばれるようになったと言われています。
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