絶景の兄弟神社! 大洗磯前神社&酒列磯前神社【GOOD!いちおし】
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絶景の兄弟神社!
大洗磯前神社&酒列磯前神社
【GOOD!いちおし】

 

テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。

 

今日の「Good!いちおし」
絶景の兄弟神社!
大洗磯前神社&酒列磯前神社

茨城県の海沿いにある2つの神社。
同じ時代に建てられ、同じ神々を祀り、兄弟のような深い縁で結ばれています。
2つの神社に残る神々の伝説をたどります。

 

海辺に伝わる二柱の神の降臨伝説

今回の「GOOD!いちおし」では、茨城県沿岸に鎮座する大洗磯前神社と酒列磯前神社が紹介されました。

波打ち際に立つ「神磯の鳥居」は、海と空を背景にした神秘的な光景で知られています。
この場所には、二柱の神様が舞い降りたという伝説が残されています。

その神様を祀るのが、大洗磯前神社と酒列磯前神社です。
どちらも同じ時期に創建された兄弟神社とされ、今も二社をあわせて参拝する「二社参り」の信仰が残っています。

 

大洗磯前神社に祀られる国造りの神

まず訪れたのは、神磯の鳥居からほど近い高台に鎮座する大洗磯前神社です。
大海原を見下ろすように建つ社殿には、大己貴命と少彦名命の二柱が祀られています。

この二柱は、共に力を合わせて国造りをした神様といわれ、856年に神磯の鳥居がある場所へ降臨したと伝えられています。

当時は飢饉や疫病が流行していた時代でした。
二柱の神様は、それを心配し人々を救うために、東の海の向こうから戻ってきたとされ、日本の東の端に近くの常陸の国(陽が立ち上る国)  太陽が昇る方向に近い大洗の地に降臨したとされています。

その様子は『文徳天皇実録』にも記されているといいます。
国を造り終えて東国へ帰った神々が、再び民を救うためにこの地へ現れたという内容です。

 

大己貴命と少彦名命は人々を癒す神

大己貴命は、出雲の大国主命としても知られ、大黒様とも呼ばれる神様です。
福をもたらす神であるとともに、医療の神としても信仰されています。

有名な「因幡の白兎」の神話では、ワニをだまして海を渡った白兎が毛をはがされて苦しんでいたところ、大己貴命が助けます。
水で塩を洗い流し、ガマの穂で傷口を包むとよくなると教え、白兎は回復したと伝えられています。

もう一柱の少彦名命は、手のひらに乗るほど小さな神様だったとされ、一寸法師のモデルではないかともいわれています。
この神様も医療に深い知識を持つ神とされ、二柱はいずれも人々を癒す力に優れた神様として信仰されています。

 

 

水戸光圀が再建した随神門

大洗磯前神社の随神門にも、歴史ある逸話が残されています。

この門は、今からおよそ300年前、水戸黄門として知られる水戸光圀の命によって建てられたものです。
神社は戦国時代に一度焼失し、その後は小さなお社で祭りを続けていた時期があったといいます。

水戸光圀は随神門や拝殿、本殿の再建を進め、その工事には40年ほどかかったそうです。
水戸藩の威厳を示す意味もあったのかもしれません。

また光圀は、この地の美しい景色にも心を打たれたといいます。
大洗の海を眺め、「あらいその岩にくだけて散る月を 一つになしてかへる浪かな」という歌を詠んだ場所としても伝えられています。

 

酒列磯前神社の神秘的な樹叢

続いて向かったのは、大洗磯前神社からおよそ10㎞、那珂川を越えたひたちなか市にある酒列磯前神社です。

この神社でまず印象的なのが、
木々に包まれた参道です。両脇の木が自然にトンネルのように伸び、「樹叢(じゅそう)」と呼ばれる神秘的な風景をつくっています。
周囲よりも少し涼しく感じられ、物語の世界へ入っていくような雰囲気があります。

酒列磯前神社も856年の平安時代に創建されたと伝えられ、大洗磯前神社と同じ由緒を持っています。
こちらでは、少彦名命を主祭神、大己貴命を配祀神として祀っています。

少彦名命は医療や薬の祖神とされるほか、酒造りの神様としても信仰されています。
日本書紀にも、少彦名命が醸したおめでたい酒に関する歌が残されているそうです。
「酒列」という社名に酒の字が入っているのも、こうした信仰と関係していると考えられています。

左甚五郎作と伝わる彫刻と海の恵み

酒列磯前神社の社殿には、細かな彫刻も残されています。
中でも注目されるのが、日光東照宮の眠り猫を彫ったとされる伝説の職人・左甚五郎作と伝わる「リスとブドウ」の彫刻です。

リスは多くの子を産むことから多産の象徴、ブドウはたくさんの実をつけることから、子孫繁栄や五穀豊穣を表す縁起のよい組み合わせとされています。
1本の木から彫り出す透かし彫りの技法による、見応えある作品です。

さらに神社の脇道を進むと、海へと続く風情ある細道が現れます。
この地域は古くから海と深い関係があり、約1300年前の奈良時代には、周辺の海で採れたわかめが奈良の都へ献上されていたと伝えられています。

平城京跡の発掘調査で見つかった木簡にも、「常陸国那珂郡 坂烈崎所若海藻」と記録が残されています。

大洗磯前神社と酒列磯前神社は、神話、歴史、自然、海の恵みが重なり合う場所です。
二社を巡ることで、茨城の海辺に息づく深い信仰と美しい風景に触れることができます。

 

 

 

 

-これまで紹介した「GOOD!いちおし」-

 

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