【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2021年10月11日~17日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト新宿店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「民王 シベリアの陰謀」 池井戸潤 |
KADOKAWA |
第2位 | 「きれはし」 ヒコロヒー |
Pヴァイン |
ピン芸人・ヒコロヒーさんの初エッセイ。
独特な持ち味のコントで、人気急上昇中のヒコロヒーさん。
17編のエッセイには、一躍「時の人」となった現在の心情や、下積み時代の思い出を綴っています。
それは、岐阜に営業に行った時の出来事。
宴会場のステージで、コントを披露したヒコロヒーさん。
これに「イェーイ!!」「ヒュー!!」と、まるでフェスのような盛り上がり。
すると、ヒコロヒーさんに向けて「よっ!!エコロジー!!」と、私ではなく何か環境的なものを持ち上げていた。
エコロジーに対する声援を、私が受けてもいいものなのかは本当に定かではなかったが、こんな機会もないだろうと腹をくくり、最終的にはエコロジーとしてたくさんお礼を言わせていただいた。
また行かせて頂く機会があるのならば、ぜひまた私をエコロジーだと言って異常な盛り上がりを見せていただきたいところである。
第3位 | 「ミカエルの鼓動」 柚月裕子 |
文藝春秋 |
対立する二人の心臓外科医と、医療の在り方、命の意味を問う感動作です。
第4位 | 「ペッパーズ・ゴースト」 伊坂幸太郎 |
朝日新聞出版 |
第5位 | 「N」 道尾秀介 |
集英社 |
直木賞作家・道尾秀介さんが新たな試みに挑んだ意欲作。
「本書は六つの章で構成されていますが、読む順番は自由です」という道夫さんのメッセージで始まる今作。
収録されているのは、ひとつひとつが短編ミステリーとして楽しめる六章の物語。
それを呼んで気になった章から、読書スタート。
その読み方は、なんと720通り。
読む順番で、世界が変わる体験をぜひ。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
今週は、TOP5のみの発表で、6位以下の発表はありませんでした。
第6位 | |||
第7位 | |||
第8位 | |||
第9位 | |||
第10位 |
今週の注目の一冊
「ポップス歌手の耐えられない軽さ」桑田佳祐
今週は6位以下の発表が無かったので、先週の注目の一冊として紹介されたものを置いておきます。
桑田さんが、「曲が書けないほど全力で書いちゃったよ」と、1年半をかけて綴った今作。
出版が決まった直後から、話題となり、発売前に重版が決定。
今まで音楽のこと以外、ほとんど語ってこなかった桑田さんの貴重なお話が満載。
故郷・茅ヶ崎での少年時代や、サザンオールスターズが結成された青山学院時代の思い出、コロナ禍で行った無観客ライブの裏側など、66のエピソードが収録された大ボリュームの一冊です。
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