【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2021年9月20日~26日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、三省堂書店全店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」 ブレイディみかこ |
新潮社 |
前作で、アイルランド人の配偶者との間に生まれた息子ぼくが、イギリスの学校に通い、多様性の中で悩みながらも成長する姿を描きノンフィクション本大賞を受賞。
第2位 | 「週刊文春WOMAN」 | 文藝春秋 |
3年前の創刊以来、表紙のイラストを手掛けている香取慎吾さんのインタビューなど、読みごたえのある記事が満載です。
第3位 | 「透明な螺旋」 東野圭吾 |
文藝春秋 |
シリーズ累計1,400万部ガリレオシリーズ最新作。
天才物理学者・湯川学を主人公とするミステリーシリーズの第10弾。
物語は、南房総沖で男性の変死体が発見されるところから始まる。
被害者の身元はすぐに判明するのだが、その男性と一緒に暮らしていたはずの女性・園香が失踪し、行方不明に。
園香の行方を追う警察。
すると、関係者として湯川学の名前が浮上する。
事件に巻き込まれた湯川の、これまで語られてこなかった知られざる過去が明らかに!
第4位 | 「廃遊園地の殺人」 斜線堂有紀 |
実業之日本社 |
物語は20年前、プレオープン中の遊園地イリュジオンランドで起きた銃乱射事件から始まる。
廃園に追い込まれ20年、現在では廃墟になってしまった所有者がある声明を出した。
「このイリュジオンランドは、宝を見つけたものに譲る」
廃遊園地を舞台にした前代未聞の宝探しに、廃墟マニアや元スタッフなどが集結。
すると、第一の殺人事件が起こる。
それは、串刺しにされた血まみれの着ぐるみ。
その中で殺されていたのは、この遊園地の関係者だつた。
閉ざされた空間で繰り広げられる、疑心暗鬼に満ちた宝さがしの行方は!?
第5位 | 「聖域」 コムドットやまと |
KADOKAWA |
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「変な家」 | 雨穴 | 飛鳥新社 |
第7位 | 「100分de名著ル・ボン『群集心理』」 | 武田砂鉄(講師) | NHK出版 |
第8位 | 「BARFOUT!10月号」 | ブラウンズブックス | |
第9位 | 「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」 | 佐藤愛子 | 小学館 |
第10位 | 「いろいろ」 | 上白石萌音 | NHK出版 |
今週の注目の一冊
「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」佐藤愛子
直木賞作家・佐藤愛子さんが5年前に発売した「九十歳。何がめでたい」は累計134万部!
2017年の年間ベストセラーで総合第1位を獲得しました。
「佐藤先生、もっともっと百まで長生きしてください」という読者の声に、「何をいうか。人の気も知らず」と、そんな歯に衣着せぬ痛快なエッセイは、小学生からお年寄りまで世代を超えて大人気。
御年98歳になった佐藤さんが手がけた今作でも、力強い愛子節は健在。
週刊誌からコメントを求められた佐藤さん。
「日本人が長生きになり、長い歳月を前向きに過ごすにはどうすればいいか」という質問に、佐藤さんはこう思ったそう。
「もう前向きもヘッタクレもあるかいな」
くすっと笑えて、元気ももらえる21編が収録されています。
情報元