
年間500食マニアが案内
食べられる芸術 初夏の「パフェ」
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
食べられる芸術 初夏のパフェ
食べられる芸術として注目されるパフェ。
今回は、初夏におすすめのパフェを、素材・コストパフォーマンスなどあらゆる観点で調査しました。
初夏に食べたい“食べられる芸術”パフェ
見た目の美しさと、素材の組み合わせで注目されているパフェ。
今回の「GOOD!いちおし」では、初夏におすすめのパフェを、素材・味の構成・コストパフォーマンスなど、さまざまな視点から紹介しました。
案内してくれたのは、日本在住歴15年、フィンランド大使館で働くラウラさんです。
フィンランドの人気ブランド「マリメッコ」の華やかな装いで登場したラウラさんは、年間約500食ものパフェを食べるというパフェ愛好家です。
ラウラさんによると、パフェは海外の文化と思われがちですが、実は日本らしさが詰まったスイーツだといいます。
グラスの中にいくつもの層を重ね、味や食感、見た目まで計算して作られるパフェは、まさに「食べられる芸術」。
初夏にぴったりの華やかなパフェが次々と登場しました。
自由が丘で味わう
期間限定 産地と素材にこだわったフルーツパフェ
最初に訪れたのは、東京・自由が丘にある「ONIBUS COFEE 自由が丘店」です。
ここで紹介されたのは、和歌山県の100年以上続く善兵衛農園の柑橘を使った「善兵衛農園の柑橘とみかんの花パフェ」(6月末に終了見込み)です。
グラスの中には、美しい層が重なり、見た目からも日本のパフェらしい繊細さが伝わってきます。
ラウラさんは、日本のパフェの魅力として「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つの味が楽しめること」を挙げていました。
ひと口食べると、まず柑橘の爽やかな酸味が広がり、その後にメレンゲの甘みがゆっくりと溶け出します。
さらに掘り進めると、柑橘の皮の部分のようなほろ苦さも感じられ、食べる場所によって味がどんどん変わっていきます。
このパフェには、果肉だけでなく、皮や花、新芽、はちみつなど、柑橘にまつわる素材が使われています。
ラウラさんは、柑橘の農園を縦に包み込んだような一品だと表現していました。
素材の力を生かし、細部まで丁寧に作り込む姿勢に、日本の職人技が感じられるパフェです。
豊洲で楽しむ贅沢すぎるマンゴーパフェ
続いて訪れたのは、豊洲でマンゴーフルーツを丸ごと使ったパフェが楽しめるお店「フルーツピークス豊洲 セイルパーク店」です。
そこで登場したのが、顔よりも大きいほどの存在感を放つ「Mango Holic~マンゴーに夢中~」です。
価格はなんと8800円。
その理由は、マンゴーをたっぷり2玉分使っているからです。
そのうちのひとつは、1玉5000円ほどで販売される宮崎県産の高級マンゴー「太陽のタマゴ」。
もうひとつは、少し酸味のあるアップルマンゴーです。
太陽のタマゴは、ねっとりと濃厚な甘みが特徴。
一方のアップルマンゴーは、爽やかな酸味があり、交互に食べることで最後まで飽きずに楽しめます。
さらに中にはチョコチップクリームやマンゴーアイスも入り、贅沢な味の変化を楽しめる構成になっています。
価格だけを見ると驚きますが、使われている素材の豪華さと満足感を考えると、特別な日に味わいたい一品です。
コスパ最高!
1000円台で楽しめるホテルの和風パフェ
次に紹介されたのは、「ザ・キタノホテル東京」のパフェです。
このホテルは、厳格な審査基準を持ち、その土地ならではの伝統や食文化を味わえる宿泊施設が加盟する「ルレ・エ・シャトー」にも加盟しています。
そんなホテルで楽しめるパフェが、1000円台という驚きの価格で提供されています。
器は茶室をイメージしたような落ち着いたデザインで、色紙も敷かれており、見た目から和の雰囲気が漂います。
中身が外から見えないため、食べ進めるたびに何が出てくるのかワクワクする、宝探しのような楽しさがあります。
中には、あんこ、抹茶のわらび餅、抹茶アイス、シリアルなどが入っており、もちもち、ザクザクとした食感の変化も魅力です。
素材や食感が少しずつ変わっていくため、最後まで飽きずに楽しめます。
ロイヤルホストの本格パフェは
ファミレスの域を超える
続いてラウラさんが紹介したのは、意外にも「ロイヤルホスト」のパフェです。
ラウラさんは、日本のファミリーレストランのパフェの中でもトップクラスだと高く評価していました。
登場したのは「メロン&ココナッツのブリュレパフェ」(7月中旬まで提供予定)です。
価格は1738円。
メロンとココナッツを一緒に食べると、それぞれの甘みが引き立ち、ミントの爽やかさで最後まで軽やかに楽しめます。
ロイヤルホストのパフェは、下に進むほどすっきりした味わいになるよう設計されているそうです。
食べ終わった後に重たさが残らず、「また食べたい」と思える構成になっているのが特徴です。
さらに、ロイヤルホストではパフェに合う紅茶やハーブティーのドリンクペアリングも提案しています。
メロンのパフェにはダージリンがおすすめで、メロンの香りと紅茶の風味がよく合うそうです。
ラウラさんいちおし
日本パフェの進化をけん引
最後に紹介されたのは、世田谷にある「ラトリエ ア マ ファソン」です。
ラウラさんが「日本のパフェの進化を語る上で欠かせない存在」と話すほど、パフェ好きにとって重要なお店です。
登場したのは、梅雨の時期をイメージした「梅雨の風景 紫陽花を模したグラスデザート」です。
見た瞬間に「芸術」と感じるほど美しく、紫陽花を眺める体験そのものを表現したような一品です。
紫陽花の花びらのように見える部分は、天然の花やリキュールを使って酸度や糖度の違いでジュレの色に濃淡をつけています。
梅雨や紫陽花には決まった味がないため、シソなどこの季節らしい素材を使い、香りや風景を表現しているそうです。
さらに食べ進めると、まるでお寺の玉砂利を歩いているような、じゃりっとした食感が現れます。
その正体は、和菓子の食材である道明寺粉を焼いたもの。雨上がりの寺を歩くような情景まで感じさせる、細部まで作り込まれたパフェです。
そして2つ目に出てきたのは「モネの睡蓮」を再現したもの。
まさに食べられる芸術で、緑色の部分は煎茶や大葉・青りんごなどで、さっぱりとした味わいず楽しめます。
ラウラさんは、パフェの魅力について、すべてを説明しすぎず、食べる人それぞれが感じ取る余白があることも大切だと話していました。
日本のパフェは、ただ甘いスイーツではありません。
旬の素材、職人の技、見た目の美しさ、食感の変化、そして物語性まで詰め込まれた“食べられる芸術”です。
初夏のおでかけや自分へのご褒美に、特別なパフェを味わってみたくなります。
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