
「岡っ引き」本来の呼び方は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
今年 警視庁は創立151年になりました。
警察官を「おまわりさん」と呼ぶようになったのは、明治時代頃です。
それまでは「邏卒(らそつ)」などと呼んでいた警察官を「巡査」と呼ぶようになりました。
「おまわりさん」は巡査を親しんでいる呼び名なのです。
よく刑事ドラマには「罪を憎んで人を憎まず」をモットーにした人情派の刑事が描かれることがあります。
他には、時代劇でも銭形平次が「罪を憎んで人を憎まず」を体現したような主人公でした。
銭形平次は「岡っ引きの名人」という設定だったのですが、「岡っ引き」とは今でいう警察官は、江戸時代に「与力」や「同心」と呼ばれていて、彼らはさらに「岡っ引き」と呼ばれる人を雇っていました。
今日はそんな「岡っ引き」の本来の呼び方は何かという問題です。
「岡っ引き」本来の呼び方は?
青 -下っ引き
赤 -目明かし
緑 -母を怒らせる
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ことば検定 答え
赤 -目明かし
<今日の緑のボケ> 「おかっぴき」ではなく「おかんピキ」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「十手」に房が付いたものは、奉行所の一員である「与力」と「同心」が使うことができ、その色で所属が分かるなど、いわば警察手帳のような役割もはたしたようです。
一方、房が付いていない物は「岡っ引き」が使うもので、事件のたびに貸し出されていました。
「岡っ引き」だけ対応が違ったのは、奉行所の一員である与力・同心から個人的に雇われた町民であったことと、彼らの多くは元犯罪者だったのです。
そんな「岡っ引き」には手下を雇う者もいたのですが、その「岡っ引き」の手下は「下っ引き」と呼ばれていました。
そして、目で明らかにする、目利きの意味がある「目明かし」というのが「岡っ引き」の本来の呼び方でした。
彼らの中にはその立場を利用して、逆に悪さをする者も現れたそうで、8代将軍吉宗は「目明かし」を雇うことを禁止しました。
ただ、やはりそうした存在は必要だったようで、「目明かし」は「岡っ引き」と呼び名を変え存続したとみられています。
前回の問題

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