「けなげ」本来の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう11月4日は、11(いい)04(推し)の語呂合わせで「いい推しの日」です。
「推し」という言葉は、2011年の新語流行語大賞に「推しメン」がノミネートされ、一般化したのはこの頃からです。
元々はアイドルグループの中で最も応援してるメンバーを指す言葉でした。
そして2021年には「推し活」もノミネートされ、アイドルに限らず、それぞれのお気に入りを応援する活動の呼び方として定着しました。
ある調査では、推しがいると答えた人は3人に1人。
推し活で前向きな気持ちになれるなど、その存在自体が活力となっているようです。
推しにハマる理由は人それぞれですが、その1つに推しがひたむきに頑張るけなげな姿にひかれるというパターンもありそうです。
今日は、今出てきた「けなげ」の本来の意味は何かという問題です。
「けなげ」本来の意味は?
青 -可哀想
赤 -勇ましい
緑 -永遠にドライヤー
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ことば検定 答え
赤 -勇ましい
ことば検定 解説
きょうの解説
「けなげ」は漢字で「健気」と書きますが、この字は後からあてられたもので、意味は関係ありません。
「けなげ」の由来は、「けなりげ」、もっと遡ると「異(け)なり」になります。
「異(け)なり」は字の通り、かなり普通とは違っているという意味でした。
それが、平安時代にプラスの意味で使われるようになりました。
能力や人格などが普通ではなく"際立っている" "優れている"という意味になったのです。
鎌倉時代に「異(け)なり」から「けなりげ」が生じ、武士などを形容する場合は、戦う意識が際立って強い、勇猛果敢であるという意味になりました。
現在は、年少者のような弱い存在が困難に立ち向かう姿が殊勝であるという限定的な意味で使われるようになりましたが、これはそのようなケースが特に周囲の人に「殊勝だ」「感心だ」と思わせる力が強いからだとみられています。
前回の問題
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