川沿いの「桜並木」多い理由は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは3月24日、お花見シーズンです。
「ソメイヨシノ」は、元々東京が発祥です。
江戸時代の終わりに、池袋の東に染井村という土地があって、そこにあった植木屋さんで誕生したといわれています。
染井村で生まれたので「ソメイヨシノ」ですが、「ヨシノ」は奈良の吉野から来ています。
奈良の吉野も桜の名所として知られていますが、「ソメイヨシノ」は最初「吉野桜」と呼ばれていました。
ただ「吉野桜」はヤマザクラで、品種の誤解を招くということから、明治時代に名前が変わったそうです。
そして、お花見といえば川沿いの桜並木も定番スポットです。
今日は、川沿いに桜並木が多い理由は何かという問題です。
川沿いの「桜並木」多い理由は?
青 -地盤を固める
赤 -花びらを流す
緑 -きのうの夜 大勝ち
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ことば検定 答え
青 -地盤を固める
ことば検定 解説
きょうの解説
桜のお花見 庶民が楽しむきっかけを作った人物
江戸時代中頃には庶民も花見を楽しむようになったのですが、きっかけを作ったのは8代将軍徳川吉宗です。
それまで、桜は格式の高い寺に植えられていることが多くて、庶民は気軽にお花見はできなかったのです。
そこで吉宗は、もっと気軽に庶民が花見をできるように、隅田川や玉川上水などの川沿いに桜を植えたのです。
川沿いの「桜並木」多い理由
ただこれには、吉宗のある狙いも隠されていました。
当時は、川が氾濫して決壊することが多かったのです。
そこで、川の災害対策として土手に桜を植えました。
花見客が大勢訪れ、土手は人々に踏まれて、地盤がだんだんと踏み固められて強固になっていきます。
つまり、吉宗は川沿いに桜を植えて、花見客に土手を踏ませることで、災害に耐えうる強固な地盤を作ったということになります。
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