知っておきたい熱中症予防でマスクを外す目安
これからの季節、例年と違って新型コロナウイルスの感染防止としてマスクをしていることが多いので、熱中症のリスクがいつも以上に高まってくることが予想されています。
厚生労働省は、熱中症の危険がある場合は、「適宜マスクをはずしましょう」としています。
とはいえ、まだまだ周りの目も気になりますから、マスクの外すタイミングに迷いますよね。
では、どう配慮し、どのタイミングでマスクをはずせばいいのか、専門家(済生会横浜市東部病院患者支援センター長・谷口英喜氏)に話を伺いました。
例年以上に熱中症の危険が高まっている訳とは
今年の夏は新型コロナウイルスの影響でマスクをすることが多くなったという影響で、例年以上に熱中症の危険が高まっているということです。
その理由としては、
□マスクで熱がこもる □マスクをしていることで喉が渇きにくいため水分補給が怠りがちになってします。 □外出自粛によって筋肉量が低下していることも原因 *筋肉には水分貯蔵機能があるから |
こんな中、5月に熱中症の疑いで救急搬送された人数は都内で少なくとも110件発生しました。
厚生労働省は、熱中症の危険がある場合は、「適宜マスクをはずしましょう」と注意を呼び掛けています。
熱中症の危険を判断する目安は?
では、熱中症の危険を判断するのに何を目安にしたらいいのか?
実は、具体的な目安になる数字があります。
下記の表をご参照ください。
縦が温度、横が湿度の相対表となりますが、暑さ指数28℃を超えた時が熱中症の危険を判断する目安となります。
簡単に、外出先でも熱中症の危険度を知ることも出来ます。
環境省「熱中症予防情報サイト」 |
これから真夏日、猛暑日が多くなる季節、常に意識してチェックしてみてはいかがでしょうか。
熱中症対策のためにマスクを外してやってほしいこと
暑さ指数28℃を超えた時は、熱中症のリスクが大変高まっていますので、厚生労働省もアドバイスしているように、やはり適宜マスクを外すようにしましょう。
マスクを外す際には、注意が必要です。
また熱中症対策としてやって欲しいポイントがあります。
□周囲2メートルに人がいないことを確認した上でマスクを外してください
□その状態で、5~6回深呼吸し、水分を補給を繰り返し行うことが大事です |
一般的に、感染予防の観点から、マスクにはあまり触らない方がいいとされていますので、1回はずすごとに消毒したり、マスクを代えたりしないといけないのが大変だと思われるかもしれません。
とはいえ、熱中症対策はとても大切なので、ヒモを持つなどして外し方に対応していきたいものです。
-情報元- 「グッド!モーニング」 2020年6月5日放送 |