
「こだわる」元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう5月6日は、1889年に第4回パリ万博が開催された日です。
パリ万国博覧会に際して建設され、今もパリの人気観光地なのがエッフェル塔です。
もはや万博のレガシーだったのです。
今開催されている大阪関西万博にある大きな構造物が大屋根リングです。
世界で一番大きな木造建築建築となりました。
建築に莫大な費用がかかったので、始まる前は批判も多かったのですが、実際に見た人の感想は好評のようです。
万博が終わったら壊してしまう予定だったのですが、現地に200mほどだけ残す案などが検討されているそうです。
ただ、費用がどうやらネックになっているようです。
しかし、これだけの建造物ですから大阪万博のこだわりとして記憶に残りそうです。
今日は「こだわる」の元々の意味は何かという問題です。
「こだわる」元々の意味は?
青 -つっかえる
赤 -極める
緑 -短ランにポンタン
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ことば検定 答え
青 -つっかえる
<今日の緑のボケ> 「こだわる」ではなく「こーだワル」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
次の2つの文をご覧ください。
A 食材にこだわる
B過去のことにまだこだわる
違いは、Aは肯定的 Bは否定的ということです。
文化庁の平成13年度国語に関する世論調査では、どちらの使い方もするという人がほとんどの世代で多いことは多かったのですが、60歳以上だけは否定的なBの意味で使うという人が多かったのです。
この結果から推測すると、古くからあった使い方は否定的な使い方になります。
実は「こだわる」をプラスの意味で使うようになったのは、1980年代頃からではないかと言われていて、比較的新しい用語です、
江戸時代に十返舎一九によって書かれた「東海道中膝栗毛」では、「脇指の鍔がよこっぱらへ こだわって いてへのだ」と使われています。
横っ腹に"ひっかかって"痛いと言っているのです。
この頃は、ひっかかったりつかえたりするという意味で「こだわる」を使っていました。
その後、つまらないことにとらわれて、必要以上に気を遣うという意味になり、さらにプラスの意味でも使われるようになったのです。
言葉でこうやって変化していくものです。
前回の問題

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