南太平洋の「ナウル共和国」国名変更なぜ?【けさ知っておきたいNEWS】
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南太平洋の「ナウル共和国」国名変更なぜ?
【けさ知っておきたいNEWS】

 

グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。

 

 

今日の「けさ知っておきたいNEWS」
南太平洋のナウル 国名を変更 その理由は?

 

ナウル共和国が
国名を「ナオエロに共和国」変更

 

南太平洋に浮かぶナウル共和国が先月29日付けで、現地語の発音に基づく「ナオエロ共和国」に国名を正式に変更しました。
ナウルはハワイとオーストラリアのちょうど中間あたりに位置し、面積は品川区より少し狭く、人口約1万2000人という世界で3番目に小さな独立国です。
ほぼ赤道直下にあるため年間を通じて気温は27〜32℃ですが、海風が吹くため過ごしやすいといいます。

そもそも「ナウル」という名前は、1888年にドイツ領となった際、外国人が現地語「ナオエロ」の発音を正しく発音できなかったことでそのまま定着したものです。
2023年に就任したアデアン大統領が、国のアイデンティティを重視する方針のもとナウル語の保護政策を推進し、国名も本来の現地語の発音である「ナオエロ」に戻すという流れになりました。

千葉の銚子電鉄に飛び火
駅名変更は困難

 

この国名変更が意外な形で日本にも影響を与えています。
千葉県の銚子電鉄には「ナウル共和国」という駅名があり、「ナウルくん」というゆるキャラまで誕生しています。
これは以前からSNSで交流のあったナウル共和国と銚子電鉄が、昨年その縁で笠上黒生駅のネーミングライツを取得したことによるものです。
しかし担当者によると「看板を掛け替えるお金がないため、名前の変更は難しい」とのことで、当面はナウル共和国のまま続く見込みです。

 

日本語が残る島
消滅危機の言語を守る国名変更

 

ナウルと日本の関係は実は歴史的に深いものがあります。
1942年、農業用肥料の原料となるリン鉱石が豊富なナウルを日本が占領しました。

現在も島には日本軍の遺物が数多く残っており、博物館にはゼロ戦の残骸も展示されています。
さらに驚くべきことに、当時の日本兵が使っていた「お父さん」「お母さん」などの言葉が、そのままの意味でナウルの年配の人たちの間で今も使われているといいます。

一方で、ナウル語は深刻な危機に直面しています。
若者がオーストラリアへの留学や出稼ぎに出ることが多く、公的な場では英語が主流となっているため、ナウル語の話者は年々減少しユネスコが指定する消滅危機言語にも指定されています。

今回の国名変更はこうした言語と文化を守るための象徴的な取り組みの一環です。
なお日本でのナウルの呼び方については、ナウル政府観光局日本事務所が現地と協議中で、従来の「ナウル」のままでいいのではないかという意見も出ているということです。

 

 

これまで放送された
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-

 

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