BOOK文芸書ランキング TOP10
-2023年1月30日~2月5日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は 三省堂書店 池袋本店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「不死身のつもりの流れ星」 最果タヒ |
PARCO出版 |
映画化された「夜空はいつでも 最高密度の青色だ」などで知られる最果タヒさん。
今作は、記念すべき10作目となる詩集。
200年から行われた個展で発表された作品に描きおろしを加えた42篇を収録しています。
2 | 「メンタル強め美女 白川さん4」 獅子 |
KADOKAWA |
シリーズ累計50万部突破。
白川さんは、毎日楽しく笑顔で過ごすことがモットー。
ある日、思った以上に前髪を短く切ってしまった白川さん。
ピンチと思いきや、これは美眉を追求するチャンスと発想をチェンジ。
眉毛サロンに行き整えて、ヘアアレンジを勉強。
そして、新しいヘアスタイルに挑戦。
ピンチをチャンスに変えて、新たな自分を見つけた白川さんでした。
読めばきっと前向きになれる、白川さんのポジティブメッセージが満載の一冊です。
3 | 「名探偵のままでいて」 小西マサテル |
宝島社 |
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
4 | 「しろがねの葉」 千早 茜 |
新潮社 |
先日発表された第168回直木賞受賞作。
舞台は2007年に世界遺産に登録された石見銀山。
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山でたくましく生き抜いた少女ウメ。
過酷な運命を背負った一人の女性の生涯を描いた物語です。
5 | 「真珠とダイヤモンド 上」 桐野夏生 |
毎日新聞出版 |
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「真珠とダイヤモンド 下」 | 桐野夏生 | 毎日新聞出版 |
7 | 「覇王の轍」 | 相葉英雄 | 小学館 |
8 | 「ものがわかるということ」 | 養老孟司 | 祥伝社 |
9 | 「地図と拳」 | 小川哲 | 集英社 |
10 | 「短歌ください 海の家でオセロ篇」 | 穂村弘 | KADOKAWA |
今週の注目の一冊
「真珠とダイヤモンド(上・下)」桐野夏生
直木賞作家 桐野夏生さんの最新作。
バブル時代を生きた2人の女性を描く「真珠とダイヤモンド」。
1986年春、福岡の証券会社に入社した小島佳那と伊東水矢子。
貧しい家庭に生まれ育った二人だったが、佳那はもう一人の同期 望月昭平と手を組み、高額のマネーゲームをに身を投じていく。
一方、高卒で就職した水矢子は、お金を貯めてから東京の大学に進学することを目指していた。
対照的な二人は、バブル景気に沸く証券業界で金と欲に飲み込まれていく。
そして、バブル崩壊へのカウンダウンが始まると、若者たちの運命は徐々に狂いだす。
「金さえあれば、何でも手に入ると思っていた。」
時代に翻弄された彼女らの行く末は!?
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