野口英世は何の研究で知られている?
朝の情報番組「グッド!モーニング」 -ニュース検定-
テレビ朝日系列で放送される朝の情報番組「グッド!モーニング」では、
「ことば検定プラス」「お天気検定」「ニュース検定」と3つの検定があって問題が出されます。
いずれも3者択一問題で、テレビのデーターボタン(dボタン)から簡単に参加できます。
正解、不正解でポイントを獲得することが出来て、貯めたポイント数に応じて、毎月のプレゼントに応募できます。
ここでは、池上彰さんが出題するニュース検定にスポットを当てて、検定の内容と結果について触れて行きます。
池上彰さんの「ニュース検定」
【問題】
野口英世は何の研究で知られている?
■ コレラ
■ 赤痢
■ 黄熱病
本日の解答は
■ 黄熱病
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池上彰さんの解説
【野口英世の誤算】
野口英世と黄熱病
野口英世といえば、黄熱病の研究で知られています。
黄熱病もまた、新型コロナウイルスと同じように感染症です。
黄疸症状が出て、黒い血を吐いて死ぬこともある恐ろしい病気です。
当時、アフリカや南米などで流行していました。
原因がわからないまま、長い間多くの人を死に至らしめていたのです。
この病気を調査するため、1918年に南米エクアドルに赴いたのが野口英世でした。
当時エクアドルでは、原因不明の熱病が流行っていました。そして野口は、赴任してからわずか9日目で、黄熱病の原因と思われる細菌を発見したと発表したのです。
その細菌を使って、野口ワクチンが作られ、治療法が確立されたと言われました。これで人類は、黄熱病に打ち勝ったと思われたのです。
ところがその後、野口は大ピンチとなります。
研究者の間で、野口の研究に疑問を投げかける論文が相次いで発表されたのです。
野口ワクチンは黄熱病のものではなかった
野口は焦ります。
起死回生を狙って、西アフリカへと旅立ちました。
そこでは黄熱病が流行していたのです。
しかしこの地では、エクアドルで効果があった野口ワクチンは効きませんでした。
結局、野口は自らも黄熱病にかかり、亡くなりました。
エクアドルで流行っていたのは、黄熱病ではなくワイル病というよく似た感染症だったのです。
結局、野口が発見したのは黄熱病ではなく、ワイル病の原因となる細菌だったのです。
ワイル病の原因は細菌ですが、その後黄熱病は細菌よりはるかに小さいウイルスが原因だとわかりました。
ウイルスを見ることが出来る電子顕微鏡が開発されたのは、野口が死んだ後のことでした。
野口は、結局黄熱病の原因を見つけることは出来ませんでしたが、目の前で苦しむ多くの人々の命を助けたのです。
前回のニュース検定
3番組同時録画HDDレコーダー
B賞(60ポイント獲得で応募可能)
ミキサー
C賞(30ポイント獲得で応募可能)
日焼け止めジェル
出題時間は7時53分前後
池上彰さんが気になるニュースからクイズが出題されます。
出題した直後、CMをはさんでの解答締め切りになります。
時間にして2~3分ほど考える時間となります。
【傾向と対策】
3つの選択肢から解答ですが、林修先生のクイズのようなボケの選択肢はありません。
ことば検定、お天気検定と比べて、難易度は高い傾向にあります。