BOOK文芸書ランキング TOP10
-2023年3月26日~4月1日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は ジュンク堂 池袋本店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「成瀬は天下を取りに行く」 宮島未奈 |
新潮社 |
R-18文学賞受賞の一冊です。
2 | 「月と散文」 又吉直樹 |
KADOKAWA |
芥川賞作家・又吉直樹さんの10年ぶりのエッセイ。
又吉さんがエッセイ集を発表するのは、「東京百景」以来10年ぶり。
その間に、小説「火花」で芥川賞を受賞し、相方の綾部さんが渡米、コロナ禍など取り巻く環境は一変。
そうした日々の暮らしの中で、又吉さんが感じたことや出来事が綴られています。
3 | 「君のクイズ」 小川哲 |
朝日新聞出版 |
来週発表の「本屋大賞2023」にノミネートされている一冊。
4 | 「乃木坂46 公式書籍 10年の歩き方」 |
KADOKAWA |
デビュー10周年を迎えた今だからこそ明かせるこれまでのこと。
そして、未来についてメンバーたちが語った一冊。
全288ページにわたる大ボリュームの記録です。
5 | 「ユーチューバー」 村上龍 |
幻冬舎 |
物語の舞台は、とある高級ホテル。
70歳になる大物作家の矢崎は、ホテルの廊下で、自称「世界一モテない男」だというユーチューバーに声をかけられる。
男は矢崎に「自分のチャンネルに出て欲しい」のだという。
矢崎は出演を承諾。
そして語り始めたのは、自身の赤裸々な女性遍歴だった。
矢崎が初めて明かす炎上必至の男の哲学とは!?
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「ラジオじゃないと届かない」 | 宮嵜守史 | ポプラ社 |
7 | 「変な家」 | 雨穴 | 飛鳥新社 |
8 | 「魔女と過ごした七日間」 | 東野圭吾 | KADOKAWA |
9 | 「黄色い家」 | 川上未映子 | 中央公論新社 |
10 | 「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」 | ジェーン・スー | 文藝春秋 |
今週の注目の一冊
「魔女と過ごした七日間」東野圭吾
東野圭吾さん著作100冊目となる一冊。
今月3日には、東野作品の累計発行部数がなんと1億冊を突破!
東野さんは「まさかの到達に私自身が一番驚いています。多くの方々の支えがあってこその数字で、この場を借りて感謝したいです。もちろん最大の功労者は、私の物語 世界に付き合ってくださる読者の皆さまです。ありがとうございます」とコメントしています。
空想科学ミステリー「ラプラスの魔女」に続き、物事を予測する力を持つ不思議な女性 羽原円華がキーマンとなるシリーズ最新作。
AIによる監視システムが強化された日本で、元刑事 月沢克司の死体が発見された。
全国に指名手配されている犯罪者の顔を覚えて、雑踏に紛れている犯人を見つけ出すスペシャリスト 見当たり捜査員だった克司。
AIによる顔認証が普及した今、需要が無くなったことに不満を漏らしていたという。
克司の息子 陸真は、中学校の親友 純也に父のことを話していると、克司のことを知っているという不思議な女性 円華と出会う。
2人は円華が導く場所に行き、円華が語る推理を聞くことで、陸真の父がなぜ殺されたのかに近づいていく。
「なんでわかるか? あたしは魔女だから」
円華は何者なのか?
そして、事件の裏に潜むAI社会の歪みと警察の闇とは!?
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