最新BOOK文芸書ランキング TOP10
-2024年11月3日~9日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ジュンク堂 池袋本店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「女子のコミュ力」 |
すばる舎 |
恋愛や結婚・キャリアなどすべてが好転するコツが詰まった一冊。
2 | 「漫才過剰考察」 |
辰巳出版 |
M-1グランプリ2023王者 令和ロマンの高比良くるまさんが、これまでのM-1グランプリから今年の予想に至るまで、漫才について考え尽くした一冊。
分析と考察を得意とするくるまさんの、マシンガントークが堪能できる漫才論最新版です。
3 | 「菜食主義者」 |
クオン |
今年、アジア人女性初のノーベル文学賞を受賞した韓国の作家 ハン・ガンさんの一冊。
4 | 「婚活マエストロ」 |
文藝春秋 |
今年、本屋大賞を受賞した宮島未奈さん最新作。
5 | 「恋とか愛とかやさしさなら」 |
小学館 |
今年直木賞を受賞した一穂ミチさんの最新作。
物語の冒頭、主人公の新夏は5年交際している彼氏の啓久からプロポーズされる。
しかし、プロポーズの翌朝、啓久の母からの電話で起こされると…。
「警察から電話があって‥‥‥啓久が、盗撮で捕まったって」
冤罪か何かの間違いだろうと思った新夏だったが、啓久は「出来心だった」とあっさり罪を認めたのだった。
そして「もう二度としない。新夏と別れたくない」と誓う。
啓久の姉は「啓久のやったことは性加害だよ。犯罪なの」と責めたて別れることを勧める。
一方で、「だって痴漢したわけじゃないよね? 大企業勤めで、実家が太くて、大きな減点要素もない男を手放してどうするの?」という友人も。
信じるとは?
許すとは?
様々な価値観に揺れ動き、葛藤する新夏の決断とは?
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「架空犯」 | 東野圭吾 | 幻冬舎 |
7 | 「その悩み、佐久間さんに聞いてみよう」 | ダイヤモンド社 | |
8 | 「口に関するアンケート」 | 背筋 | ポプラ社 |
9 | 「少年が来る」 | ハン・ガン(著) 井手俊作(訳) |
クオン |
10 | 「生殖記」 | 朝井リョウ | 小学館 |
注目の一冊
「その悩み、佐久間さんに聞いてみよう」
「本当に役に立つ会社の教科書」と銘打ち、さまざまなビジネスシーンに共通する悩みを取り上げ、解決方法を伝授する一冊。
例えば、「今どきの若者はどんな言葉ならやる気を出してくれますか?」という相談に対して、佐久間さんはまず「自分はおじさん」ということを意識して年齢差を自覚することが大事だといいます。
その上で、面倒くさい存在に思われないよう、イジられやすいおじさんになって言葉をかけているそうです。
若手からベテランまで、幅広い世代のビジネスパーソンに、新しい気づきを与えてくれる一冊です。
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