
14世紀にヨーロッパで大流行したペストの別名は?
朝の情報番組「グッド!モーニング」 -ニュース検定-
テレビ朝日系列で放送される朝の情報番組「グッド!モーニング」では、
「ことば検定プラス」「お天気検定」「ニュース検定」と3つの検定があって問題が出されます。
いずれも3者択一問題で、テレビのデーターボタン(dボタン)から簡単に参加できます。
正解、不正解でポイントを獲得することが出来て、貯めたポイント数に応じて、毎月のプレゼントに応募できます。
ここでは、池上彰さんが出題するニュース検定にスポットを当てて、検定の内容と結果について触れて行きます。
池上彰さんの「ニュース検定」
【問題】
14世紀にヨーロッパで大流行したペストの別名は?
■ 亡国病
■ 黒死病
■ 悪魔病
本日の解答は
■黒死病
池上彰さんの解説
【ペストと欧州】
「感染症との闘い」の歴史
世界は今、新型コロナウイルスと戦っていますが、人類の歴史はまさに「感染症との闘い」の歴史でもあります。
その代表格はペストです。
感染すると皮膚が黒ずむことから、「黒死病」とも言われています。
数日から1週間ほどの潜伏期間の後、突然発熱します。
ひきつけを起こしたり、呼吸困難になったりして多くの人々が次々と死んでいきました。
これまでに3回大流行しています。
1回目 6世紀 2回目 14世紀 3回目 19世紀 |
ペストの原因とその感染力の強さ
その中で、とりわけ深刻だったのが、ヨーロッパで大流行した14世紀です。
もともとネズミに流行する病気で、ノミを介して人に感染します。ノミがペストに感染したネズミの血を吸い、その後、人に感染するのです。14世紀のペストは中国で大流行し、人口が半減しました。
その後、シルクロードを通って、ヨーロッパへと感染が広まりました。
感染が拡大したきっかけは、ヨーロッパ向けに出荷された毛皮だという説もあります。
そこに潜んでいたノミが媒介したというのです。
当時のヨーロッパの人口の3割、実に3000万人ほどが死にました。
"花の都"イタリアのフレンツェも、"しかばねの都"となりました。
路上におびただしい数の死体が放置されたのです。
当時フレンツェに住んでいた作家ボッカチオは、「デカメロン」という作品で、感染力のすさまじさを描いています
ちょっと病院にと話をしたり、ときどき訪ねて行ったりしただけでも 健康体に感染して、同じように死んでしまった-ボッカチオ 著書「デカメロン」- |
このペストは、当時のヨーロッパを根本から覆しました。
明日は、その事情をお伝えします。
前回のニュース検定
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出題時間は7時53分前後
池上彰さんが気になるニュースからクイズが出題されます。
出題した直後、CMをはさんでの解答締め切りになります。
時間にして2~3分ほど考える時間となります。
【傾向と対策】
3つの選択肢から解答ですが、林修先生のクイズのようなボケの選択肢はありません。
ことば検定、お天気検定と比べて、難易度は高い傾向にあります。