
血糖値が気になる方へのおすすめ野菜「菊芋」
健康野菜の王様とも言われる野菜は、一般には、まだ馴染みが薄いものでした。
その野菜とは、菊芋
原産国 北アメリカ
春(4月)に種芋を植えると、わずか半年で急成長。秋(11月)には収穫できます。
菊芋の由来は、菊に似た花を咲かせるからです。
POINT1
注目すべきは、菊芋に含まれるある成分
糖の吸収を抑える「イヌリン」が野菜の中ではトップクラス、多く含まれています。
水溶性の食物繊維のことで、にんにくやゴボウなどに含まれています。
糖尿病などに詳しい専門家によると、
つまり、吸収されないんです。
糖質をたくさん含むような食事の中にイヌリンを一緒にとれば、糖質の吸収がゆっくりになるような効果があります。
イヌリンは、体内に吸収されず、そのまま腸へ行き、腸内の水分と混ざり、ゲル状に変化します。
すると、イヌリンが糖を包み込んで、体内への吸収スピードを抑制。
結果、血糖値の上昇が抑えられることが出来ると言われています。
ちなみに、イヌリンの1日の摂取目安は1日約10グラム。
にんにく 11.9g
ごぼう 6.8g
玉ねぎ 1.0g
にら 0.5g
以上のように、含有量の多さは、菊芋がトップクラス。
イヌリン10グラムをとるためには、
にんにく(約84g)20かけらを食べるより、菊芋(約71g)2つ食べるだけでOKなんです。
価格は、100g約100円が一般的で、とてる経済的です。
POINT2
でんぷん質がほとんどないので、低カロリーです。
菊芋100g食べても、約35kcal、これはジャガイモの半分以下。
そんな健康野菜の王様とも言うべき、菊芋。
まだ一般的な野菜ではありませんね。
市場にあまり出回っていないのは、生産者が少ないからです。
どうやって手に入れるかと言うと、現在は産地直売所や、通販で買うことが出来ます。
ちなみに、私の近所のスーパーでは、普通に販売していますので、意外に簡単に手に入るかもしれません。
では、どうやって菊芋を食べたらいいんでしょうか?
菊芋を食べる方法
生で食べることも出来る
皮付きのまま、薄切りにして食べることが出来ます。
食感はシャリシャリしていて、よく噛んでいると甘さを感じます。
そのまま、スライスしてサラダに入れて食べたり、乾燥させて菊芋チップスとして、ダイエット中のおやつとして大人気だそうです。
糖質制限 菊芋レシピ
知る人ぞ知る健康野菜の菊芋の簡単レシピ。
菊芋のきんぴら
①菊芋を皮付きのまま千切り
②ごま油で軽く炒める
灰汁が出ないので水にさらさなくてもいい
火を通すとより甘味が出てくるようになる。
③塩とめんつゆだけで味付け
仕上げにゴマをひとふりして、出来上がり
菊芋炊き込みご飯
ごはんと一緒に炊いて炊き込みご飯にします。
材料は、 しょうが、塩・昆布、しょうゆ
じっくり火を通すことで、食感が里芋みたいにとろんとした感じになり、甘味がどんどん引き立って行きます。
糖質制限をされて白ご飯の量を抑えている方には、おすすめのご飯です。
菊芋とベーコンのアヒージョ
菊芋の一番おいしい食べ方として紹介されたのがこれ。
オリーブオイルを使った、菊芋とベーコンのアヒージョがおすすめです。
実は、菊芋は油との相性が抜群なんです。
フライドポテトは太るけど、このフライド菊芋は太らないまさに、「夢の揚げ物」
でんぷんも少なく、低カロリーで糖の吸収を抑制します。
健康野菜・菊芋のまとめ
菊芋の最大の特色は、
①血糖値を抑える「イヌリン」が豊富
②でんぷんが少なく低カロリー
まさに健康野菜の王様。
なかなか市場に出回っていない野菜と言われていますが、私の近所のスーパーでは普通に販売されています。
ですから、そんなに入手しにくい野菜ではなくなってきているはずです。
価格も、100g約100円ととてもリーズナブルな野菜ですから、一度手にしてみてください。
情報元